« 宮沢賢治ふたたび | トップページ | 初日観劇、2本め »

2019.02.09

辰之助追善、夜の部

2月6日(水) 「二月大歌舞伎」夜の部 16:30〜 於・歌舞伎座

「熊谷陣屋」吉右衛門(熊谷直実)、雀右衛門(藤の方)、菊之助(義経)、歌六(弥陀六)、魁春(相模)ほか
「當年祝春駒」梅玉(工藤祐経)、左近(曽我五郎)、錦之助(曽我十郎)、又五郎(小林朝比奈)ほか
「名月八幡祭」松緑(縮屋新助)、玉三郎(美代吉)、歌六(魚惣)、梅玉(藤岡慶十郎)、仁左衛門(三次)ほか
(3階8列21)

追善狂言は「名月八幡祭」だけど、その前の踊りには左近くんが出演して、昼夜通じて一番ほっこりと見られた。逆にいえば、踊り以外の演目はどれも、ズシッと重いのですわ。

吉右衛門の熊谷といえば、義母がよく語ってた演目なので、久しぶりにそんなことも思い出しながら見ていた。配役もほんとに安定の方々。……の中に、菊之助の義経がいる、というのが少し新しいか。だんだんこういうのにも慣れてきたわね(見る方が)。そして、吉右衛門ー魁春ー雀右衛門、というのが、今の私には一番しっくりくる気がする。
これは千穐楽近くに1階から見る予定なので、さらに色々と味わいたい。

こういう重めの話の後で、踊りはやっぱり気分スッキリ。米吉(大磯の虎)、梅丸(化粧坂少将)も加わって眼福なり。

名月八幡祭は、田舎の一途な男を演じる松緑が、いかにも!で苦しくなるくらい。正直言うと、仁左・玉カップルが見たかった、という部分もあったけど、江戸の粋(かつ軽薄)との対比が鮮やかで、それがまた配役の妙と思える。
梅玉の鷹揚な殿様ぶりや、歌六の人情味などなど、ほんとどの演目も、揃ってる感がある。
とはいえ、だから新歌舞伎は苦手だ、と思っちゃうところもね……。

|

« 宮沢賢治ふたたび | トップページ | 初日観劇、2本め »

歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 宮沢賢治ふたたび | トップページ | 初日観劇、2本め »