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2019.03.26

今年も、お米とお豆腐

3月23日(土)   「お米とお豆腐」14:00〜      於・セルリアンタワー能楽堂


トーク(全員)、桂文之助・船弁慶、狂言「金藤左衛門」茂山七五三(金藤左衛門)、茂山あきら(女)


……………休憩…………


新作落言「主婦の友」(作/小佐田定雄)茂山七五三(タロー)、茂山あきら(テツロー)/桂文之助


 年に一度のお楽しみ。落語と狂言の会「お米とお豆腐」は、今年もセルリアンタワー能楽堂にて。それまでの江東く文化センターよりもキャパ的にぎゅっと締まった感じで、落ち着くし、とてもいい感じ。まあ、能楽堂だから、落語の高座は中正面の柱に正対する角度に作ってあるけども。


この会以外では、はセルリアンタワーに来ることもないんだよね。で、渋谷駅周辺の大大工事の影響で、246をまたぐ歩道橋付近も随分変わってて、歩きにくかった。……でも、中に入っちゃえば別世界なの。


 開演前のトーク(小佐田さんの進行で演者紹介がてら)がいつも楽しい。ゆるーく、ぐだぐだと。そして去年と同じく舞台上でのあきらさんの公開着付け。着てらした浴衣を脱いで肌着上下からスタート。胴着みたいなの(夏でもこれ着るのね)、襟かけて、着物、帯、そして女の役なので「美男」という鉢巻の長ーーい風なのまで。2人の方がテキパキと着せていく。


 この着物の生地(西:綸子、東:繻子が多い)や、着付け法にも東西で違いがあるそうで、関西の柔らかさは言葉や雰囲気だけによるのではないのね、と改めて実感した。


 落語の「船弁慶」は一度くらい聞いたことがあると思うんだけど、自分の記録はないのよね。でも、どこが「船弁慶」??と思いながら聞いてたおぼろな記憶はある……。この日は暖かかった前日とは打って変わって寒かったけど、噺の中では暑い夏まっさかりで、全然違和感がなかった。


 文之助さんの、立て板に水、パーパーお喋り(それって要するに噺のお松さんのキャラ)が、持ち前の軽さ明るさで、心地いい。


そういえば、文之助さんの前名「雀松」は、この噺の「雀のお松」「雷のお松」という二つ名から、米朝師匠が(孫弟子に)付けたんだって!


狂言「金藤左衛門」は、初めて見た。野村さんチではやらない曲なのかな(全く違うけど、「見物左衛門」ってのがあって、○○左衛門という曲名はなんか不思議)。山賊が、ちょうどやって来た女の荷物を奪うんだけど(袋の中に色々入ってる)、油断して長刀を取られちゃってねー。ホワホワと楽しかった。


 そしてお楽しみの落言は、今年もやっぱり人間じゃないお二人。まず登場の七五三さんは頭に白い箱型の物を載せてて、それには「うずしお」と書いてある。……って洗濯機なの!   うずしおタローと名乗る。


(この時は全く気がつかなかったけど、お相撲の朝潮太郎のもじりなのよね、きっと。なまじ「うず潮」という名の洗濯機があったなぁと思ったばかりに、こちらには思い至らず)


 その後、出てきたあきらさんは黒っぽい丸いのを載っけてて、るんばテツロー!  あははは。


そう、二人は家電の役で、この家の主婦にこき使われてブツブツ。そして、洗濯機は古くなったからと買い替えの危機!  洗濯機やルンバの動きがまた楽しいのよね。てなわけで、状況説明役?の文之助さんのことは、もはや全く頭にありませんです。


狂言はどうしても和泉流の、万作家のものを見る機会が多いんだけど、こちらの柔らかさもほんと楽しいわね。


 


 

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