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2019.05.04

国立小劇場で落語を聞く

5月2日(木・祝)  「市馬落語集」19:00〜    於・国立劇場小劇場(6列30番)

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市馬・かぼちゃ屋、市弥・高砂や、市馬・寝床ーー仲入りーー市馬・淀五郎(6列30番)

  いくつかの会場を経て、今は国立演芸場で開催されてる市馬落語集。今回はスペシャル版らしく、初めて国立小劇場でGWの最中に行われた。その前は、日本橋教育会館で、私はさらに前のお江戸日本橋亭の途中から見てるんだと思う。でも、マクラで来年で入門して40年とおっしゃってたと思うから、その半分も見てないのではある。ずっとコンスタントに聞いてるのでもないし。

 もらったプログラム(写真右)では、まず開口一番が市坊くん。それから二つ目の市弥くんね、ふむふむと思いつつ、ボンヤリ開演を待ってた。そしたら幕が上がって聞こえてきた出囃子は、「吾妻八景」。あらっ?  特にプログラムと変わったことなどは喋らず(いかにも市馬師匠らしい)、この小劇場での(TBS落語研究会の前座をやってた)思い出などを。

 1席目は毎度おなじみ与太郎登場で「かぼちゃ屋」。今の時期だからか、噺の中ではそれほど暑さは強調されず。でも愛すべきキャラの与太郎と、間抜けな彼を放っておけない周囲の様子に、素直にほのぼの。

紀伊國屋寄席に続いての市弥くん。高座に上がるなり、「ずいぶん達者な前座で」などと言うものだから、師匠が長ぼうきを持って「コラァ!」と現れるというオマケ付き。本気でびっくりしてたように見えたけど、さて。落語「高砂や」は今日の雰囲気にぴったりだし、明るく楽しい。

2席目の「寝床」は、市馬師匠に持ち味が遺憾なく発揮されてた、というところ。お長屋の衆が義太夫を聞きに来られないという理由を旦那に説明する「しげぞう」ほか、いくらでもくどくできそうなのに、そうはしない。そういうところで笑いを取るんじゃなくて、あくまで旦那の様子を描きながら、聞いて想像して……なんだよね。そうだ、出囃子は「野崎」。

仲入りの後、黒紋付、羽織で登場する師匠を見てると、「あっ、歌舞伎の噺かな」と自然に浮かんだ。他ならぬ国立劇場で、という縁もあるかしら。ちょうど文楽劇場で4段目まで見たところだったしね。引き込まれて、いい感じに集中できました。ほんとに、確固たる市馬落語を提示された感。終演して時間を見たら、9時半近くて驚いたよ。

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