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2019.06.02

カトケンワールド

5月18日(土) 「Taking Sides   それぞれの旋律」14:00〜    於・本多劇場

(加藤健一事務所 vol.105)

作/ロナルド・ハーウッド    訳/小田島恒志、小田島則子    演出/鵜山仁    出演/加藤健一(アーノルド少佐)、今井朋彦(ローデ)、加藤忍(エンミ)、小暮智美(タマーラ)、西山聖了(ウィルズ中尉)、小林勝也(フルトヴェングラー)

第二次大戦後のベルリン。連合軍の非ナチ化政策のもと、ナチ協力者ではないかと疑われているフルトヴェングラーの尋問が始まろうとしている。フルトヴェングラーはヒトラーが政権を握り、ユダヤ人を迫害し始めた中で、ユダヤ人音楽家に心を配り彼らを守ろうとする。しかし、こと音楽に関すること以外では、ナチスのやり方に無防備で利用されたかたちになっていく。故に戦後、協力者では?と疑われてしまう。

……そう、ちょうど3月末に見た、パラドックス定数「Das Orchester」が、その時期のベルリンフィルとフルトヴェングラーをテーマとしていたのよ(奇しくも、どちらもタイトルが欧文)。なので、見ながらその芝居を思い出したりしてたわね。小林勝也の風貌は全く違うんだけども。

とにかく尋問するアーノルド少佐が、とてもイヤな奴なんだ。なんとか「有罪」の証拠を見つけようとする。芸術はまるで分からないと公言し(事あるごとに「私は保険屋なんだ」と言ってた気がする)、部下である中尉も、ドイツ人秘書エンミも、彼のやり方に疑問を抱いている。フルトヴェングラーに助けられたユダヤ人ピアニストの未亡人も現れる……しかしなんとか突破口を開こうとする。

というわけで、とにかくカトケン、嫌な奴の役です。そういえば、前にこの役を演じたのは筧利夫で、対するフルトヴェングラーは平幹二朗だったので、今回とはイメージ的に逆(重量感が)のイメージかも。

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