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2019年7月

2019.07.31

2連敗(ノ_<)

 ここ何日かで抽選結果が出たエンタメのチケット、なんと連敗ですわ。

 一つはお察しでしょう、NODA MAP。はぁぁ……。これからまだチャンスは複数残ってるけどねぇ。

 もう一つは、えっ外れた⁉︎というKAATのKERA カフカ。よくよく見れば、多部ちゃんに瀬戸くん出演なのね。だからか……。KAATまで頑張って行くつもりの出鼻をくじかれましたです。こちらも、ここであせると世田パブの「キネマの恋人」の二の舞かもだし(先行を忘れてて、カンフェティに手数料払った挙句、がっかりな席→結局、値下げして売ってしまった)。

 もうねぇ、皆が殺到するような出演者の舞台は、(気持ち的に)遠くなってる感。

 折りよく、昨日は劇団チョコレートケーキからDMが来て、「治天ノ君」先行案内も入ってた。これ、売り切れはしないと思うけど、アンケートを書いて帰った甲斐があったわね。天皇代替わりの今年、より感慨深く見られる気がする。10月3日から14日まで。東京芸術劇場シアターイーストにて、です(松本紀保が皇后役)。

 スターありきの舞台から遠ざかる、という意味では、来月(明日からだ!)以降、見る予定の舞台に、「アイランド」(浅野雅博+石橋徹郎)、「福島三部作」(一日がかりで。谷賢一の作・演出)、「桜姫」、「終夜」(シアター風姿花伝)などがある。

 ……などと言いつつ、あっと驚く宝塚観劇なんぞもあるのが私でしょうかねー。

 実のところ、歌舞伎がちょっとお留守。うーむ。

 

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2019.07.29

土日のわたくし

7月27日(土) 下北沢B&Bにて、長塚圭史さんのトーク。

1年ぶり。9月には吉祥寺シアターで阿佐ヶ谷スパイダース公演「桜姫」を控えていることもあって、その話題も多かったけど、それだけにとどまらず!  内容の濃い2時間でした。「桜姫」に関しては、そもそもコクーン歌舞伎のために書いた「桜姫  現代版」 (戦後の焼け跡編)があって、書き終えたのに、勘三郎さんから「(舞台を)南米にして!」と言われて、エーッ。それがイギリス留学と重なったこともあって、とても大変だったのだそう。そのいきさつなどを、真面目に語ってくれるのに、妙に可笑しい。書き直しの時はもうロンドンで、フランスで串田和美さんと落ち合って合宿のような生活も送ったそう。そんなわけで、ご本人はそのコクーンでの芝居はご覧になっていないんだって。

7月28日(日) 「チック」(シアタートラム)

2年前の夏に上演された作品の再演。篠山輝信と柄本時生がドイツに住む14歳の少年の役で、二人の夏の冒険の旅。といっても、盗んだ車で旅行するんだけどね。そして片やアルコール依存症の母親や不仲な両親、片やロシア移民。途中で出会う人たちも、色んなものを引きずっているんだなー。

車の描写が最高(客席の最前列が運転席になって、目の前のカメラでそれを映してる。舞台上にラジコンカーも登場する)。再演で、客席とのやりとりシーンがかなり作ってあったり、笑えるシーンが増えてたり。だからいっそう、終盤の緊張感がすごかった。

キャストの中で唯一、再演から参加、那須佐代子のうまさを改めて実感。憑依型なのかもー。

原作は、ドイツの児童文学、という範疇らしい。小さい子向けの「森は生きている」と同じように、「チック」は毎夏やってもいいんじゃないの?と思ってしまったよ。地味めかもしれないけど。

 

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2019.07.27

エリザベートを見る、2回目だよん

7月24日(水)  「エリザベート」13:00〜     於・帝国劇場(1階W列12番)

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花總まり(エリザベート)、井上芳雄(トート)、ルキーニ(成河)、平方元基(フランツ・ヨーゼフ)、剣幸(ゾフィー)、ルドルフ(三浦涼介)、大河原爽介(少年ルドルフ)ほか

6月29日に見て以来、2回目。上のキャストのうち前回と同じなのはルキーニ役の成河さん(と子ルドルフ)だけ!  今までこんな風に何回も見たことがなかったから(というよりミュージカル自体をあまり見ていない)、ずいぶん感じが違うんだなー、というのを実感した。そうそう、この日にしたのは、花總ー井上を見てみたかったから。花總さんは全く初めて見たのでした。

私の席は後ろから2列目とはいえ、通路脇だし、見やすかった。が、やはり双眼鏡にも限りがあるからねー。勢い、歌を中心に、ということになる。その点では、井上さんの、なんだろう揺るぎない?  力(いや自信か)に溢れた歌声に圧倒されっぱなし。そういうのが好きか嫌いかはまた別として。

 初めて見た、松也ルキーニの時がこの井上トートだったけど、そんなことは考えもしなかったんだよね。前回、松也後援会と友だちのお陰で、前方の通路脇の席で、トートがそこに立ち止まって……。綺麗なマニュキュアの指がくっきり記憶に残ってます(指フェチ)。やっと歌が聴けるようになった、というところかしらん。

 ところで、フランツ・ヨーゼフが歌う、最初の2回(ソロではなくて他の人たちに重ねて)、なんか音響がおかしかったのかなぁ、という感じで聞きづらかった。出鼻をくじかれた感。

 そして、花總エリザベート!   さすがですねー。あーー、このエリザベートを近くで見たいものだわ。あと、剣ゾフィーがかなり好き。三浦くんって、全く知らなかったけど、三浦浩一と純アリスの息子さんなのね。ちょうど訃報から間もなくて、それで知ったのだけれど、双眼鏡越しに見たらほんとママにそっくりだった。

 井上トートと成河ルキーニが、ともにパワフルなので、どろどろの闇が迫ってくる気がしたわね。

 そして帰宅後、全く見ようとしてなかったFNSうたのナントカをたまたまつけたら、ちょうどこの「闇が広がる」をやってたのよね。びっくりしたぁ。

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2019.07.25

大阪一泊二日、2日め

7月22日(月)

 この日程にしたのは、なんと言っても日曜宿泊なら安い、ってのがある。締めるところは締めなくっちゃねぇ。

 前日、中之島のあたりで、今季初と思われるセミの鳴き声を聞いた。西のクマゼミだから、うるさいっちゃあうるさいんだけど、それほどでも、と思った。……が、翌日、朝の10時から、なんば付近では大合唱。はっきり言って気が狂いそうにうるさかった。

さて、2日目のメイン・イベントは松竹座ですよ。

☆「七月大歌舞伎」昼の部

「色気噺お伊勢帰り」鴈治郎、扇雀、芝翫、梅枝、壱太郎、猿弥、秀太郎ほか

「厳島招檜扇    日招ぎの清盛」我當、進之介、萬太郎、壱太郎、時蔵ほか

「「義経千本桜   渡海屋  大物浦」仁左衛門、孝太郎、菊之助、猿弥、彌十郎、鴈治郎ほか

松竹座へ、いざ!とは言え、目的は碇知盛なのは当然でして……。それまではのんびりと見てました。「お伊勢帰り」は、松竹新喜劇をあらたに歌舞伎として再構成、とのことで、要するに、こってりドタバタ喜劇、なのですわ。左官の夫婦(鴈治郎と扇雀)と、隣に住む美形の大工夫婦(芝翫・壱太郎)の対比や、伊勢は古市の油屋(!)から追っかけてきた、女郎のお紺とお鹿など、わかりやすい作りで、アハハハの連続。扇雀さんの気の強いしっかり者の女房が見せる可愛らしさとか、なかなか良かった。あとは……鴈治郎と猿弥の破壊的な組み合わせ(どすこい!)に笑っちゃったよ。梅枝くんの悪女ぶりとか、その間夫で隼人くんの、見た目いい男ぶりとか(斧定九郎みたいだ、と言われてた、そんなスタイル。でも笑かす)。

日招ぎの清盛は、とにかく我當さんの出演でおめでたい!というところ。萌葱幕が落とされると、舞台上には椅子に腰かけた清盛(我當)らの面々が、遷座の式のさいちゅう。ここに奉納舞の舞い手が二人現れて……。我當さんの台詞は思ったよりもずいぶんたくさん。出だしこそ、ちょっと不明瞭?と思ったけど、その後はすっかり安定。進之介もそのそばで宗盛を神妙に演じてました。ま、重衡役の萬太郎の方が台詞が多いんだけども。というか、進之介さんって一体いくつなの?  舞台上ではとても若く、というより幼く見えちゃった。公家の装束のせいもあるかな。

さてさて、碇知盛。前日の七段目と同様に、一瞬も見逃したくない、という気持ちで見てました。ほんとに惚れ惚れするってこういうことね。また孝太郎の典侍の局もとてもよかった。それと安徳帝の子役ちゃんが、特筆もの。ものすごく無表情なのに、台詞はやたらしっかりしてて、最後まで安定。えらいわねー。菊之助の義経も品よく丁寧に演じてた。最後、幕外での知盛への思いまで、しっかりと。客席が見入ると、余計な音なんて何もしない、というのを、つくづく感じもした。最後に彌十郎・弁慶が吹く法螺貝まで、哀切に響いたわね。

☆観劇後は、その足で道頓堀・今井へ。お昼膳を頂きましたよ。そのために、朝食は10時過ぎで、お昼ヌキだったんだもーん。

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↑ デザートかビールをチョイスできるので、迷わずビール。

↓ そして新幹線ホームの売店でパパパッと買った物たち。「オモシロクナ〜ル」は、©️吉本興業と入ってる「総合お菓子」ですのん。

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2019.07.24

大阪一泊二日、1日め

7月21日(日)

 私にしては珍しく、少し早めに行動。8時40分、品川駅発の新幹線なんて、日曜じゃなきゃ絶対に乗らないもん。メイン・イベントの文楽は14時開演だから、そんなに早く行く必要はないんだけど、どうせなら美術館に行きましょう、と。

☆大阪市立東洋陶磁美術館

☆文楽・第二部「通し狂言  仮名手本忠臣蔵」

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五段目「山崎街道出合いの段」「二つ玉の段」  六段目「身売りの段」「早野勘平腹切の段」  七段目「祇園一力茶屋の段」

4月に四段目まで上演されて、その続き。五段目は、山崎街道=小住太夫・勝平、二つ玉=靖太夫・錦糸・燕二郎(胡弓)がともに力強くて、聞き応えがあった。で、快調に聴いてたのに、六段目・身売りの段の咲太夫でまたもや(4月に続いて)zzzとなってしまった。まろやかというか滋味溢れる声のせいかなー。ほんと住大夫さんの時と同じだ。……なので腹切の段も、なんだか薄ぼんやり見てしまったな。呂勢さんなのに。ここまではまず床をじっくり聴き、そして人形を見るという感じ。暗いっちゃ暗いか。

そして打って変わって七段目。私、文楽で見たことなかったんじゃないの?  いろいろ物珍しかったぞ。

*パンフに上演年表があって、それを見たら、国立劇場2016年12月……見ていない。国立劇場06年9月……これ、見てるじゃないの!   記憶から抜けてる。この時は、大星が簑助で、おかるは勘十郎だったのにな。

平右衛門を語った藤太夫さん(まだ文字久さんと呼びたくなる)が、下手側に一人で登場して、あの浄瑠璃本もナシで語るのとか、とても印象的なのに、なんで覚えてないんだ、私。

今回は大星が勘十郎さんで、おかるは簑助さん。ほんと、見逃したくないっ、と思いましたよ。私が見た日は、七段目は全部、簑助さんが演じたけど、その翌日からかな、二階のみ簑助さんで、後は一輔さんになったらしい。確かに、おかるが梯子で降りる場面、人形だけうまく降りて、簑助さんは上手側から回ってらしたようだけど、その辺り大変なんでしょうか。

☆終演後は落語友のSさんと、大分料理のお店に(大分は市馬師匠の出身地です)。「やせうまだんご鍋」や関アジのお刺身、美味しかったよー。

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2019.07.21

今年も太宰の朗読

7月20日(土)  「第19回   太宰を聴く  〜太宰治朗読会」14:00〜     於・三鷹市芸術文化センター 星のホール(B列12番)

朗読/田中哲司

(第35回  太宰治賞受賞者  挨拶:阿佐元明「色彩」)

「恥」(昭和17年)ーー休憩ーー「グッド・バイ」(昭和23年)

 春ごろに来た三鷹の年間スケジュールに「太宰を聴く」がなくて、びっくりしたんだけど(そしていつもたいてい6月=桜桃忌の頃)、無事に開催されました。ま、6月に市長選があった、ということもあるのかも。そして、前市長時代にはあった市長挨拶もなくなって、太宰治賞受賞の阿佐さんインタビューのみでした。

  舞台の幕はしまったままで、インタビューはその幕の前で(今までと同様)。幕が開くと……おや。特に舞台装置めいたものはなくて、真ん中にパイプ椅子が一つ。そこに田中哲司さんが元気よく走って登場。白いシャツ、グレーのスーツに黒のネクタイをゆるく結んだスタイル。B4くらいの紙の束を手に、椅子に座って読み始める。

恥(バサッ……1枚目の紙を勢いよく床に落とす)

太宰治(バサッ……2枚目の髪を落とす)

その後3枚目からは本文なので、読み終わるたびに落としていく。立ち上がって、歩きながら、あるいは立ち止まって、読んでいく。舞台装置はないけど、効果音は時折入る。「恥」は和子という若い女が話している部分には雑踏の音、彼女が書いた手紙の部分は無音というように。いかにも、な若い女性の自意識が滑稽に受け止めらるけど、揶揄したりしてるわけじゃないんだよね。太宰は、などと思いつつ。

これが20分くらい。休憩の後の「グッド・バイ」が40分余だったのかな。休憩中にもあちこちに散らばっている原稿はそのまま片付けられなかった(ので、休憩中にみんな見に来てた)。そして次も同様のスタイルだから、どんどん増えていったわね。

このグッド・バイはKERA MAP で見てて面白かったものだから、ついついその時の仲村トオルや小池栄子を思い浮かべたりして。また、田中さんが、大食らいでカラス声(悪声)の美女キヌ子を読む時の声も面白かった。お芝居ではKERA さんが作って展開してたけど、原作は未完(女性の絵描きとその兄のあたりまで)。朗読を聴いてると、この作品の滑稽な部分が際立つのね。けっこう笑っちゃった。そして、あっ、もう手にしてる紙がないぞ、と思ったら「未完!」でオシマイ。

前半は気づかなかったけど、後半は左手の人差し指に黄緑の指サックが。

パンフのプロフィールに書いてあった映画やテレビはほぼ見てないんだけど(最近の「新聞記者」以外は)、舞台は全部見てたヨ!   また「浮標」みたいなのをやってほしいなぁ。

 

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2019.07.20

夏は怪談

7月19日(金)  「怪談 牡丹燈籠」19:00〜    於・三越劇場(10列20番)

(藤間勘十郎  文芸シリーズ  其の四)

作/三遊亭円朝    上演台本・演出/藤間勘十郎    出演/北村有起哉(伴蔵)、北翔海莉(お峰)、市瀬秀和(相川孝助)、舞羽美海(お国/お露)、我善導(志丈ほか)、三林京子(お槇)ほか

 有起哉くん出演なのね、と思いつつも、チケットを買うまでには至らなかった「牡丹燈籠」。少し(かなり)安く買えますよ、というお誘いに乗って出かけてみた。本日初日。確かに、平日夜ということもあるのか、1階後方にはかなり空席も。

 私は有起哉くんと、三林京子さんしかほぼ知らないけど、客層は……宝塚ファン、なんですかね?   開演前に顔を合わせたそのお客さんたちが「おめでとうございます」と挨拶しあってて、どういう人たち?と思っちゃった。たまたま開演前に、演出担当の家元をお見かけしたんだけど、開演したら横通路のすぐ後ろに座ってらっしゃいました。藤山扇治郎さんの姿も(でも実は、北翔海莉の読み方もわかってない私)。

チラシには「今回、三遊亭円朝の弟子として物語の進行役を北翔海莉が担い」とあったんだけど、最初に登場して前説を始めたのは、いかにも噺家っぽい風貌の我善導さん。あれ?代わったのかしらと思ってたら、北翔さんも出てきた。自己紹介?は「三遊亭円朝の弟子の、みっちゃんです」だったよ。

 上演時間、第1幕、伴蔵夫婦が新三郎を殺して出奔するまでが1時間、20分の休憩の後、栗橋宿の場、伴蔵が過去の人々の霊にとりころされるまでが1時間、という配分。新三郎の友人(飯島の家来)孝助と生き別れの母・お槇の再会もあって、かなりてんこ盛り。先の我善導さんが時折現れてはストーリー説明も。最終的に彼は6役演じてるそうで(おばちゃん役もあり)、早替りで息ハーハーの笑いも。

全体的に、笑いが多くて、元が落語だから?というところ。でも、笑いは少ない噺だよね。歌舞伎などで知ってるストーリーとはちょっとずつ違う。お露、お米が幽霊になった姿を見せるのではないし、新三郎を手にかけるのは伴蔵夫婦だし。そう、ドロドロな部分もあまりないのですわ。

というわけで上演台本として、話を追う部分はそんなに……というところかな。早替りや、客席に降りて一回り(2回)、だんまり(2回)、そして三味線や鳴物の音などなど、手法は面白かった。そんな中で、有起哉くんと三林さんが舞台にいると、明らかにギュッと締まる気がした。やっぱり、もっともっと有起哉くんを見なくては!

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2019.07.19

美術展にもチョコチョコ

7月19日(金)

「日本の素朴絵」展@三井記念美術館 →  「怪談牡丹燈籠」@三越劇場

 今日は大変効率的な動き。でも実は、三井記念美術館はふだん18時までやってると勘違いして(18時までは三菱一号館)、17日に国立演芸場からわざわざ日本橋に回ったのよね。着いたら閉館15分前。ガーン!    その時、金曜日は夜7時までですよ、と教えられ出直したというわけ。そんな騒ぎの後で、三越劇場に行くことを決めたから、これは一緒に行けということだわね、と。

 というのも、先月、目黒区美術館に行った時に、ついつい「ぐるっとパス」2200円也を買っちゃって、有効期間2ヶ月だから(そうなるだろうと思ってたけど)なかなか行けないもので……。しかも目黒や三井などはパスがそのまま入場券だけども、100円引きにしかならないとか(国立新美術館)、企画展の割引はナシ(国立西洋美術館)とか、うまくいかないのよねー。

 最近では、国立西洋美術館の「松方コレクション展」、国立新美術館「ウィーン・モダン  クリムト、シーレ   世紀末への道」展、目黒区美術館「世紀末ウィーンのグラフィック」展あたりには行ったんだけど、感想どころか行ったというメモ程度も書けてません。

 で、「ぐるっとパス」期限切れまであと2週間ほど。ほんとは来週、パナソニック汐留美術館(マイセンの動物)に行く約束をしてたのに、仕事の都合でダメになっちゃった。仕切り直して横浜美術館(原三溪展)には行けると思うけど、こちらは割引だから、うまみナシ。最後は、地元の神代植物公園とかでお茶を濁すかも……。

 というわけで、怪談牡丹燈籠の感想は、また後日(ほんとか?)。

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2019.07.17

国立演芸場でのどかに楽しむ

7月17日(水)  「国立演芸場 七月中席」13:00〜

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開口一番(やまぶき・まんじゅうこわい)、市楽・芝居の喧嘩、おさん・猫と金魚、マジック(伊藤夢葉)、小三太・佐野山、南喬・家見舞ーー仲入りーー漫才(笑組)、蔵之助・蛇含草、物真似(小猫)、市馬・片棒

 少し暇ができた今日、家にいるのもつまんないしなー……。うまい具合に市馬師匠が国立でトリを取っしゃるので、行くことに。こういう時、パパッと指定席が買えるのはありがたい。

前座さんの噺の途中に団体さんがどっと入場したのでワサワサして気の毒でもあった。13時開演ってのは、番組表に名前の載ってる人からなわけで、前座くんはそれより早いんだものね。怖い物告白大会で、まんじゅうが出てくるまでが長かった‼︎

 市楽くんはさすがキャリア十数年、噺に入る前、いろいろと客席をあたためる。明るく元気いい高座でした。えーっと、特筆すべきは、お初の柳家小三太。しょうじき、ちっとも面白くない上に噺が破綻してるというか、最後までも行ってないんだよね。何を聞かされているんでしょうか、という感じ。で、最後に余興やります、と言って、ソ連の歌、韓国の歌……あ、ソレ(ン)ソレ、あ、コリァコリァなどなど。あっけにとられちゃったよ。いやー、芸人の世界は面白い(と思えるようになった自分を褒めたい)。

 南喬さんは、けっこう好きだし、安心して聞いてたわよ。ちょっとした仕草なんかも可笑しい。噺はウヘヘな「こいがめ」だったけど。張り出してあったネタでは「家見舞」となってた。

仲入りから後は、ゆったりと。笑組の漫才のスピード感はいいわね。そして、今年の花形演芸大賞を取った小猫さん。以前よりも自信に溢れたおしゃべりと鳴き真似。笑ったわー。

 そして白の着物に黒の夏羽織が涼やかな市馬師匠。片棒の中では、木遣りから始まって、一人お囃子(チャンチキ、ピーヒャラ、ずどどんどん)に、お祭りマンボ。何回拍手が起こったかしら。少し時間オーバーだったみたいで(←歌いすぎ)、ラスト端折った感もあるけど、いやー、満足でした。脱力のマジックも含めて、寄席らしい時間だったなぁ。

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2019.07.16

夏の風物詩*野外劇

7月14日(日)  「芙蓉咲く路地のサーガ」ー熊野にありし男の物語ー    19:00〜    於・花園神社境内特設ステージ

(椿組2019年夏・花園神社野外劇)

原作/中上健次    脚本・演出/青木豪   主題歌/山崎ハコ   出演/加治将樹、山本亨、栗野史浩、佐古真弓、石村みか、水野あや、外波山文明ほか

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世の中3連休も、あまり関係なく過ごしてたんだけど、唯一、花園神社に出動っ。夏はこれでしょ……とはいえ、雨続きの今年はあまり気分が出ないのではある。ま、野外劇とはいえテントの中だから、雨に濡れる心配はない。自由席ではなく、何百円か高い指定席にて。あっ、大抵は一人で観劇してる私だけど、この花園神社に限っては同伴者求ム、なんだよね。

(今回、休憩込みで2時間半くらいの予定だったので、終演したらすぐ帰ることにして、開演前に随園別館にて水餃子と生ビールなどで景気づけしたのでした)

カラー8ページの立派なパンフレットをもらった。1ページまるまる相関図が載っている(演じる役者の顔写真付きで)。それがねー、34人もいるのよ。見ててもよくわからなかったけど、2日たつとさらにワカラン。でも、そこを劇中でうまく説明してくれる「生き字引」モンという存在(ご近所のオバちゃん)が、アイディアだわー。

浜村隆造(山本亨)というワルで女好きで、土建でのし上がってきた男の「長男」竹原秋幸(加治将樹)と、複雑すぎる血縁・姻戚関係に、浜村衆という落ち武者伝説?まで加わり、広がる広がる。でも、場所は、熊野の貧しい路地、なんだよね。ちょうど経済成長の中で、「綺麗に」なっていく直前くらいの。

 すんごくドロドロかと思ったら、そうでもなかったイメージ。中上健次から想像してた部分がふくらんでたのかなぁ。というか、底辺の人々だけれど、あからさまな差別はここでは描けないわけだし。

ストーリー展開の中で、男性ばかり7、8人かな、「コロス」として力強く語る場面が、何回かあった。ちょっと蜷川さんのギリシア悲劇を思い出したりしてたんだけど、パンフで青木豪氏(脚本・演出)が、「蜷川さんに捧げるオマージュ」として今回考えた旨、また中上健次の「秋幸」を主人公とした作品群は、ギリシア悲劇を意識していた、という話などが書いてあって、腑に落ちたのだった。

野外劇にしては、暑さが足りないこともあって、少しパンチ不足かな、とも思った。で、はー、これで終わりね、と思った時に、山崎ハコが登場して主題歌を歌ったのにはビックリだったよ。そこまで込みのエンディング。(しかし、山崎ハコって名前にはとても聞き覚えはあるのに、さてどんな歌を昔聞いたのか、ちっとも思い出せないよ)。

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2019.07.14

ギューギューの劇場で

7月10日(水)  「命、ギガ長ス」14:00〜     於・ザ・スズナリ(C列6番)

(松尾スズキプロデュース    東京成人演劇部vol.1)

作・演出/松尾スズキ    出演/安藤玉恵、松尾スズキ

 松尾スズキ氏は、去年芸能生活30年を迎えた(そういえば、そんな著書も出てたっけ)。今に至る人気の劇団を持っているわけだけれど、そこにはやはり大きな責任があるわけで……。今いちど、昔の楽しいだけでやってた時代を思い出す、「演劇部」を作ろう、ということで立ち上げたのだそうです。

 私が見に行くことにしたのは、安藤玉恵さんの存在が大きいのだけれど。スズナリへはちょうど開場時刻くらいに行った(劇場に近づいた、というのが正しい)。長蛇の列が見えて、まだ開場してないのかぁ、と手前の古書店にしばし。結局その列は当日券の人だったのでした。スズナリが狭いのはわかってるけど、前に花組芝居の時に作ってあった、真ん中あたりの縦の通路もナシ。最終的に、消防法、大丈夫?って感じのギューギューでした。この会場を選んだ時点で、そうなのよねぇ。でも、確かに部活の「演劇部」なんだ。

 開演前の諸注意アナウンスが吹越満(はじめに名乗る)。なぜかというと、劇中で効果音を担当してるからですよ!と。「例えば風の音とか、ヒュウ〜」。それが終わると、さて始まり。

 認知症の母親と、ニートな50男/その二人を撮影する(大学の卒業製作のドキュメンタリー)女子大生、その指導教授。というのが二人の役どころ。お墓の前(お墓があるわけではない)で、死んだ息子に語りかけるシーンから始まるのだけど、実は炊飯器に水をかけてた……。その二人を、撮ってるカメラがある。役がかわってその撮影する女子大生になった時には、カメラは「持ってるつもり」のエア・カメラ。これを開いたりするときに「ガシャ、カチッ」などなど、吹越効果音が入るのよー。

 徹底的にシンプル。要するに役者の身体だけがある、という状態。これはかなり好みなんだわね。もちろん、スズナリの狭さゆえの一体感もあるし。さらに、笑いのめしてるんだけども、8050問題やら、ドキュメンタリーとは?の問いかけもあって、ヒュルルルーって感じの屈折した笑いになっちゃう。

 スタッフ名などが、綱に短冊でつながって出てきたり(うまく言えない)、部活の手づくり感は最後まで。いま、こういうの作りたくなる、しかも自分でやりたくなる、という松尾スズキに、いままで若干引いて見てた私もちょっと近寄ってく感があった。

 

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2019.07.12

市馬落語集

7月9日(火)  「市馬落語集」19:00〜    於・国立演芸場(8列8番)

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開口一番(市若・初天神)、市江・熊の皮、市馬・がまの油、締め込みーー仲入りーー市馬・付き馬

 このところ、前座さんでは市若くんを聞く機会が多い。今日の「初天神」は、金坊がおとっつぁんと初天神に出かける道中からスタート。団子に行き着く前に、たこ焼きとか、いろいろお店が出てました。

 市江くんの出囃子に、笛が入って、あれ?   これは今高座を降りたばかりの市若くんが吹いてるのかなぁ。そして、市江くんはまるで前座さんのように、地味な着物だけ(後から師匠が「羽織を持ってくるのを忘れた」とバラしてたよ)。噺には、それほど笑いが来ず……。

 その後、上がった市馬師匠が「寒々しい噺で」「志らくのように、全員、前座に降格するか」みたいに言ってたっけ。市江くんってわりと柳に風のタイプだけど、頑張ってね。

 その寒々しさ(笑)を払拭するのが、この3席だったのかしらん。 どの噺のマクラだったか、昔の池袋演芸場の思い出話と師匠方の話題の時の、談志・高座すっぽかし電話「行かね」の声色とか、すごく似てるのよね。声の質は全く違うと思うのに。師匠小さんの家に泥棒が入った件は、締め込みのマクラだよね。どれも聞いたことはあるんだけど、新鮮におかしい。

「付き馬」は長らく聞いてなかったなー。「馬」でついてく若い衆(決して若くはなくても)が騙されてるとわかってるから、気の毒でねぇ。それでも朝の吉原浅草さんぽの道中を楽しみつつ。

 今は国立演芸場に定着してる市馬落語集、客席も年齢層が高めだったりで、落ち着いたゆったり感があるわねー。なんか、しみじみ笑いたい、というところかな。

 

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2019.07.10

歌舞伎座で疲労困憊、昼の部なのに。

 7月8日(月)  「七月大歌舞伎」昼の部  11:00〜     於・歌舞伎座(3階7列21番)

「高時」右團次(高時)、児太郎(衣笠)、寿猿(秋田入道)ほか  「西郷と豚姫」獅童(お玉)、歌昇(中村半次郎)、錦之助(西郷吉之助)ほか  「素襖落」海老蔵(太郎冠者)、友右衛門(次郎冠者)、獅童(大名某)ほか  「外郎売」海老蔵(外郎売)、堀越勧玄(貴甘坊)、雀右衛門(化粧坂少将)、魁春(大磯の虎)、梅玉(工藤祐経)ほか

 もともと、この日は昼夜通しでチケットを買ってたんだけど、夜の部は終演が22時近くになるということで、とても無理!と売ってしまった。夜の部が始まる前に、歌舞伎座のお稲荷さんの前で受け渡し!  やれやれ。でも、前日に雨の中サッカー観戦(席には屋根がついてはいるけど)したことなどで、思ったより疲れていたみたい。昼の部だけで、ぐったりしてしまった。

 ぐったりの素は、どれも眠かったことかな。眠いけど頑張って見てた、ちょっと質の悪い眠気で、スッキリできないの。4演目どれも、まあ他愛なくて、ほぉほぉと楽しめばいいはずなのになぁ。「高時」の天狗の踊りはもの珍しかったけども。

「西郷と豚姫」は以前の翫治郎のお玉がとても記憶に残ってて、そういえばその時の吉之助が獅童だったんだ。うーん、そっちの配役が良かった。もっとおかしくてホロリとするような気がしてた……。

「素襖落」は、こんなにテンポ速かったっけ、と戸惑った。私には狂言としての「素襖落」がきっちり残ってるってこと?  サラサラ流れていきましたです。

でも、まあね、今日の目的は「外郎売」でしょう。ここでバチッと覚醒してればいいわよね。カンゲンくん、花道七三から大きな声で、可愛い。あっという間に小学生なんだねぇ。この年頃の歌舞伎チビッコは人材豊富。いつまで見られるかわかんないけど、すくすく育ってほしいですわ。

ところで、今月は海老蔵奮闘公演、というのはわかってたけど、チラシを眺めてびっくり。どの演目にももれなく児太郎の名前が‼︎  えっ、夜の部もだ、と更に驚いた。歌舞伎座さよなら公演の頃を思うと、隔世の感、だわね……。応援してるよ。

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2019.07.08

初・Jリーグ観戦

7月7日(日)「FC東京vs.ガンバ大阪」19:00キックオフ (味の素スタジアム・バックスタンド上層自由席)

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 自宅から味の素スタジアムの屋根は見えているのよ。でも、実際は遠いでしょ……と思っていたら、そうでもなかった。直線距離で2キロくらいかな。生まれて初めて、Jリーグ観戦に行ってきましたっ。夫がリタイア後の運動がてら、スタジアムに自転車で通ってるんだけど、たまには私もお付き合いということで。

 この日はあいにく雨。バスや電車ではかえって遠回りなので、やはり徒歩なのよ。少し寒かったけれど、用心して持っていったレインコートは不要。上の方からのんびり試合を見たのでした。

*レインコートは去年の秋、宮島狂言に備えて買っていたもの。結局、台風で宮島行きは断念したのでレインコートだけがむなしく残ってしまってた。また出番があるかなー。ま、備えあれば、だね。

スタジアムまでの道は、普段は通らないんだけど、そういえばこの辺りの民家に小型機が墜落したんだっけ。

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この日は、ぴあdayということで、ユニホームが配られました。袖にぴあのロゴとセブンイレブンのロゴがついてる。入場者数は2万8000あまり。

今期好調のFC東京、この日も3対1で勝ちましたよー。とにかく初めての観戦なので、何もかももの珍しいといいますか……。

それと、昔、一度だけ国技館で相撲を見た時にも思ったんだけど、テレビのように、さっきのリプレイをスローモーションなどで映してくれるわけではないから、「あれ?今のはどうなったの?」が多くて。

次はもっと天気のいい日に行ってみたいぞ。あ、今年はラグビーW杯もここで開催されるんだっけ。地元盛り上がりは今ひとつかも。

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親の幸せ、子の幸せ

7月7日(日)  「ぼけますから、よろしくお願いします。」10:00〜   於・下高井戸シネマ

監督・撮影・語り/信友直子、2018年、102分

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広島県呉市に二人で暮らす高齢の夫婦を、東京に住むひとり娘の信友直子さんが撮ったドキュメンタリー。単発のテレビドキュメンタリーとして放映された後、追加取材と再編集を経ての完全版。

父は1920年生まれ、母は1929年生まれだから、私の両親とほぼ同世代と言える。ずっとドキュメンタリーを制作してきた直子さんは、母親がアルツハイマー型認知症と診断される前から、カメラを回してきた。だから、元気だった頃(70代かな)の、書道の作品展で表彰される生き生きとした姿も映っている。また、直子さんが45歳で乳がんを患って手術する前後の病院での様子や、抗がん剤の影響で髪が抜けてしまった姿もさらけ出している。その上で、母が徐々に記憶が怪しくなっていき、診断がついて、でもその後も老夫婦二人だけで暮らしていく日々が描かれている。

これ、前にポレポレ東中野で見た友人に、ぜひ見て!と勧められていたこともあって、少し軽い気持ちで見ることに。どちらかというと、私も最近、固有名詞がなかなか出てこないしな、くらいの「自分」に引き寄せた部分があった。けれども、広島の言葉は岡山に近いこともあって、どうしても自分の両親のことを思ってしまった。

 母親が認知症と診断された時には父親は90代の半ば(耳が遠い)。それでも、東京で頑張る娘には帰って来なくていい、自分たちで頑張ると言い、ギリギリまで公的な援助も断って「自分たちでやります」というのを貫いていた。だんだん病状が進んで、洗濯や炊事ができなくなってからは、父親が95歳にして包丁を握って林檎を剥き、裁縫(掛け布団の襟つけ)までする。ほんとに穏やかないいお父さん(活字の虫)なんだけど、「死にたい」などと口走る妻に、つい大きな声を出すことも……。

この年代の人って、ほんとに「人さまに迷惑をかけたくない」「自分の子供の負担になりたくない」という気持ちがとても強いんだと思う。この両親にとって、娘はほんとによくできる自慢の子(東京大学の入学式写真が映った)、キャリアを潰させたくはない、自分たちが頑張るんだ、というのがひしひしと伝わってきた。

老親の介護問題は、ほんとに人それぞれで、どれが正解というのはないと思うけど、私も親には少しでも自宅で長く生活してほしかった、という気持ちはある。けれども、遠く離れている自分がそれを主張できないし、万一押し切ったらそれこそ姉妹の間に亀裂が入るのは必至。事情はそれぞれだもんね。

などなど、時にコントのようにもなる夫婦の会話に笑ったりしつつ、主に娘の気持ちでスクリーンを見つめ、そして自分の親のことも思ったのだった。

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2019.07.07

六本木の一日

7月5日(金)

 少し仕事が暇なので、ここぞとばかり友人と会ったりウロチョロと。ほんとは「ジブリ美術館に行こうね!」と言ってたんだけど、ジブリ美術館って今もチケット買うのが大変なのね。思いついてさぁ行こう!というわけにはいかないらしい。なので、それは夏休み後ということになった。

 以前、私が行ってもう一回行きたい喫茶店の話をしたら、友人が是非!ということで、その六本木の喫茶店へ行くことにして、じゃあ映画「アラジン」を見よう、ついてはランチは「サラダワークス」に行きたい、と、あれよあれよと話はまとまった。

☆クリスプ・サラダワークス(六本木ヒルズ内)

六本木ヒルズはいいけど、ヒルサイドってどこよ、から始まって、やっとたどり着いたB2のお店(地下じゃない)。でもでも、大きなテーブルはあるんだけど……そもそもどうやって注文するんですかぁ?    サラダを作ってるカウンターのお兄さんに尋ねて、4つほど並んでるタブレットの使い方を教えてもらう。現金払いとカード払いで、使うタブレットは違うみたい。ワケわかってない我々に、「多くの人が注文するのはこの辺りです」と教えてくれたサラダと飲み物を選んで、出来上がりを待つ(番号が表示される。店内注文なので直接言ってもくれる)。できたサラダ(プラ容器入り)と飲み物を持って、テラス席に出て、毛利庭園を眺めつつ食事。やれやれ。

*サラダ、ほんとは色々こまかくカスタマイズできるみたいなんだけど、あまりに上級編すぎて、何回行っても無理な気がする。

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↑おばちゃん苦労しました!の注文レシート

☆アラジン(TOHOシネマズ六本木)

ヒルサイドから映画館は近いわねー。こちらの券売機はOK、使えます。が、見ようと思った回のアラジンは字幕じゃなくて吹き替えと、ここで判明。ありゃりゃ。でもまあいいか。実は私、たぶん生まれて初めて映画館で見るディズニー映画じゃないかと。子どもが小さい時もジブリか、ドラえもんくらいだったからね。アラジンって魔法のランプのあれ、くらいしか知らずにウィル・スミス出演、実写版のアラジンを見た。ちょっとバーフバリを思い浮かべる部分もありつつ、面白かったです。アラジンの声、中村倫也くんだったんだ。彼、歌える人だったのか。

☆カファブンナ

六本木通りを渡って、出雲大社分祠前の喫茶店に。ここが本日の第一の目的地。

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我々が行った時はカウンターに4人くらい(常連さんぽい)だったのに、その後どんどん増えちゃって。でも、カウンターに座れてよかった。アメリカの映画音楽がよくかかってるらしいけど、この日はシャンソン‼︎   一人で切り盛りする70代後半のマスターと、常連さんで音楽談義もしてる風なのに、ちっともそれが邪魔にならない不思議。ゆったりのんびり、美味しいコーヒーを飲んでお喋りして。楽しかったー。

そんなこんなで、六本木の一日、なのでした。

 

 

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プレビュー公演を見る

7月6日(土)  「骨と十字架」14:00〜    於・新国立劇場 小劇場

作/野木萌葱   演出/小川絵梨子   出演/神農直隆、小林隆、伊達暁、佐藤祐基、近藤芳正

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水曜日に男性3人の芝居を見たところなのに、今日はまた男5人だよ、という感じ。まあねー、カトリックの司祭が主人公で、ほかも聖職者ばかりだから、そうなるんだわ。

 作者の野木萌葱は、実際の事件や人物から創作する人らしい。私は3月に「Das Orchester」を見たばかり(他の作品は見ていない)。主人公テイヤールは司祭であり学問の道(古生物学者=進化論!)も極めんとする人。出演する5人の立場はハッキリしていて、その思想ゆえに彼を問題視するバチカン側(近藤)、庇うイエズス会総長(小林)、弟子(佐藤)、同様の立場で北京に飛ばされた神父(伊達)。

 会話はすなわちひたすら問答である、というところかしらん。そういえば、劇中に出てくるアメリカの中学校で進化論を教えて有罪となった教師の話などは、なんか聞き覚えがあるような……。ろくにチラシも見てなくて、そもそもいつの話かというのを見失ってたりした私。おお!北京原人の骨、発見かぁ、とかね。いくらなんでも、もう少し予習しておくべきでした。

 テイヤール役の神農さんは、もともとキャスティングされてた小川壮太郎の病気降板に伴う出演とのこと。小川さんのままのチラシを持ってたから、名前には聞き覚えないけど顔は見たことあるなぁ、と思ってた。変わった名字を聞けばそれにも記憶はあったんだけど、どこで見たかは分からず調べちゃった(「1984」でした)。

 出演者はそれぞれ、いかにも、という役でしたねー。私としては久しぶりに伊達さんをたっぷり見られて満足ですわ。ただし、テーマがテーマだけに、ナチスとフルトヴェングラーを描いた「Das Orchester」ほどは自分の中に熱が生まれなかったと思う。プレビュー2日間ののち3日休んで(稽古を重ねて)初日は11日。どう変わるのか気にはなるけど……。

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2019.07.06

浅草で3人芝居を見る

7月3日(水)  「エダニク」19:00〜   於・浅草九劇

作/横山拓也   演出/鄭義信   出演/稲葉友、大鶴佐助、中山祐一朗

 ちょっと気になっていたお芝居、エダニク。iakuという演劇ユニットで2009年に初演され、話題となっていて再演を重ねている、というのは耳に入っていた。今回、鄭義信の演出ということもあり、(ちょうど色々チャンスもあって)浅草まで出かけて行った。

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いだてんに登場した凌雲閣跡のほど近く、WINSのそばを通って行くちょっとディープな辺り。方向音痴ゆえ、かなり早めに浅草に向かい、場所を確認してから近くのレトロ喫茶店でカレーを食べたよ。

 出演者のうち、私が知ってるのは阿佐ヶ谷スパイダースの中山さんだけ。稲葉友ってどうやら若い子に人気らしいんだけども。油断すると小柳友とごっちゃになっちゃう私です。というわけで、若い男女が多い客席でした。

 エダニクというタイトル通り、舞台は食肉の屠畜センター(の、研磨室=休憩室として使用)。タイル壁にゴムのエプロンがかかってたり、棚に細々と道具が置かれてたり、ロッカーなども含めて、リアル。そして真ん中に正面を向けて置いてあるボロいソファ。

 元ヤンらしい作業員沢村(稲葉)と、大阪から来た中年の玄田(中山)は、機械ではできない特別注文の解体作業をしている。そこへやってきた取引先の新入社員・伊舞(大鶴)。折から、機械作業の解体部門から「延髄」(BSE以来、出荷のためには欠かせない)が紛失するという騒ぎが起こり……。

 特に説明っぽい台詞はないのに、屠畜の現場のこと、問題点なども明らかになっていくところが、さすがの脚本という感じ。ただ、一番最初に、沢村が登場してカップ焼きそばを食べる場面とか、伊舞の様子とか、演出部分と思うけど、どうも私にはしっくりこなかった。伊舞って、かなり気持ち悪くしてあるんだよねー。そんな中で、玄田つまり中山さんのシーンで、少しホッとしたりして。

 パンフレット1500円というのにビックリですわ。稲葉くんのファンクラブの人はもちろん買うんでしょうね。

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2019.07.05

「新聞記者」を見る

7月3日(水)  「新聞記者」(シアタス調布  14:00〜の回)

監督/藤井道人   出演/シム・ウギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、北村有起哉、田中哲司ほか//113分

 

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 ↑7月5日、朝日新聞朝刊掲載の全面広告

 シム・ウギョン=東都新聞の記者・吉岡、松坂桃李=外務省から内閣情報調査室に出向中の官僚。W主演の二人を軸に、「真実」を追う新聞記者と、それとは別の「真実」さえ作ってしまう政権側(内閣情報調査室)の動き、そこで交錯する人々が描かれる。どこかで聞いたような話(大学の新設問題、お友達ジャーナリストのレイプ事件もみ消し、などなど)が次から次へと出てくる。そこに、吉岡の生い立ちや、杉原の家族なども絡めて、どうなっていくのかスリリングな展開がググッと詰まった2時間弱だった。はー、精神的に疲れるわね。

 田中哲司が演じる内閣情報調査室の参事官・多田の存在、言動が、ひたすら恐ろしく、また不気味。自分のシナリオに沿って、あらゆる人を動かしてる感。それが「この国のため」だから?  「この国の民主主義は形だけでいい」と言い放つ人だからねー。とはいえ、彼の「上」の人は誰も出てこないのであるが(たぶん)。

これ吉岡役に日本人女優を使うんだったら……桃李くんの相手役としてある程度以上の知名度は必要だろうし、記者としてのリアリティという部分で難しくなったかもしれないね。桃李くん演じる杉原のラストの表情は忘れられない。で、ブチッと終わって、観客に投げかけられる物……。

ところで、この映画の上映前に、何本もの予告編が流されていい加減飽きてきたころ、三谷幸喜「記憶にございません!」が。この映画のことは全く知らなくて、へぇーと思いつつ見ていた。中井貴一が記憶喪失になっちゃった総理大臣で……ドタバタ、最後に「この男に国を任せていいのか!」と文字が出て、「新聞記者」が始まったんだよね。あらー。

 

 

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2019.07.04

指揮者の追っかけをしたくなったよー

7月2日(火)  「ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団」19:00〜   於・武蔵野市民文化会館  大ホール

(指揮/ミヒャエル・ザンデルリンク)

シューベルト:交響曲第7番ロ短調「未完成」、ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調「運命」ーー休憩ーードヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調「新世界より」(アンコール:ドヴォルザーク「スラヴ舞曲」第1集より第8番)

 

  久しぶりに武蔵野市民文化会館に行った。改装オープン後、初めてではないかなー。新しい椅子の匂いがしたもん。

定評のある武蔵野市のクラシック演奏会。一つには値段が安い。今回のドレスデン・フィルも、サントリーホール公演と比べたらちょうど半額くらいと思う。そして、今回はここに挙げたように、とてもポピュラーなラインナップ(あと、とてもユニークな言葉が並ぶチラシも一部では有名)。つまり敷居は低く、熱心なファンが多いのが特長かなー。ま、駅からちと遠いのが難点ではあるけど。

長身痩躯の指揮者ザンデルリンクがとても素敵で、後からちょっと調べちゃったりして(アハハ)。やはり一番馴染みがあるドヴォルザーク「新世界より」に特に引き込まれたかなぁ。音の美しさと、「余白」の意味を感じたりして。

 また機会があったら、武蔵野にも行こうっと。そして、ザンデルリンク!(父親も兄たちも指揮者なんだって)素敵なのよー。

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2019.07.02

痛恨のポカ、開演時間を間違えた

7月2日(火)  「ガラスの動物園」13:30〜   於・東京芸術劇場シアターウエスト

(文学座公演)D列20番

作/テネシー・ウィリアムズ    訳/小田島恒志   演出/高橋正徳   出演/塩田朋子(アマンダ)、亀田佳明(トム)、永宝千晶(ローラ)、池田倫太郎(ジム)

 生協で申し込んだチケットなので、少し割引になってたはず……ずいぶん前のことだし忘れちゃった。自分で席を選んだりしてないものだから、どうもボンヤリしてて、昨日まで会場は紀伊國屋ホール(かサザンシアター)と思ってた。やっと、違う違う、池袋だよ。と気がついたまではよかったけど、てっきり14時開演とばかり。呑気に13時40分過ぎにシアターウエストに到着して、あれれれ?ガーン。

真っ暗な中、最後列の階段そばの席に通されて、1幕はそこで見てましたよぉ。せっかく、生協だけど前の方の席がもらえてたのにねぇ。がっくりぐったりの挙句、zzzだったり(第1幕ね)とさんざん。

「ガラスの動物園」を見るのは、これが3回目か4回目。塩田朋子さんの、ある意味「毒親」と、内気すぎる引きこもりの娘・永宝さんがとてもリアル。第1幕では、弟のトムと3人での暮らしと、それぞれの「今」が描かれる。みんな、自分に納得していなくて、恵まれていた過去を語ったり、ガラスの動物たちとの空想にふけったり、一家の生活を支えるために働きつつも詩を書き別の世界を夢見る……。

 第2幕で現れるのが、トムの同僚で学生時代(ローラと同級生)は何でも出来る目立つ存在だったジム。実は彼も、当時の栄光はすっかり色あせてはいるのだけれど。ローラの憧れの存在だったジム、母はそんな彼と娘をくっつけようとするのだけれど……。ああ、そうか。ジムは昔の栄光とは決別して今はしっかり現実が見えている存在なんだな、というのが腑に落ちた。

 それにしても最初の15分のロスは大きかった。語り手でもあるトムの位置づけが見えてなかったからなー。ほんとはもう一回、ちゃんと見たいくらいだ。残念。

…………………

☆アフタートーク(出演者全員、演出家、前回の文学座公演=29年前でジム役だった清水明彦さんの計6人で)

29年前は、塩田さんがローラ、清水さんがジムということで、当時の話を色々と。清水さんは今回の公演を4回客席からご覧になったそうで、演出の高橋さんがびっくりしてらした。テネシー・ウィリアムズは、脚本にいろいろ細かく指示を出しているので、基本的な構図は前回と同じらしい。ま、お二人とも、相当きびしくしごかれたことが窺えましたですよ。塩田さんの当時の台本は、ほんとにあらゆる台詞へのダメ出しで真っ黒なんだって。

アフタートークで清水さんが着てたジャケットは、当時の舞台衣装。それをもらってクローゼットにしまったまま29年!    クリーニングに出してなくて、ポケットから小道具のチューイングガムが出てきたんです、と取り出してたよ。

「ガラスの動物園」のブロードウェイ初演から74年。時代は移り変わっても、社会の閉塞感や、親子関係など、描かれているものは決して古びない普遍的な内容を持つ。残っていくってこういうことなんだなー。

トーク40分くらいあったかな。とても面白かった。だーかーらー、最初からちゃんと見てない私はダメダメさ。

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2019.07.01

今年も調布国際音楽祭

「調布国際音楽祭 2019」6月23日、26〜30日

 地元調布で、バッハ・コレギウム・ジャパンを中心に開かれている音楽祭も、今年で7年目くらいのよう。私はちょうど繁忙期と重なったりして、2公演にしか行けず、特に深大寺での演奏(今年はオーボエとチェンバロ)に行けなかったのが心残り。で、今回行ったのは次の2つ。

☆午後のオペラ《後宮からの誘拐》(28日15時〜) 指揮/鈴木優人  於・くすのきホール

☆バッハ・コレギウム・ジャパン    華麗なる協奏曲の夕べ(30日17時〜)  指揮/鈴木雅明  於・グリーンホール

ほんとは23日のオープニング・コンサートのチケット(500円)も持ってたんだけど、他の予定が入ってボツ。今年こそ、音楽祭での山下洋輔が見られる(聞ける)と思ってたんだけどねー。地元の中高生のブラスバンドや市民も参加しての第九ほか。

オペラ《後宮からの誘拐》は、演奏会形式で、古楽器を使用したわりと小編成の演奏。もちろん字幕付き。合間に入るお芝居?部分は日本語でローカルネタ(調布パルコに買い物に出かけた、などなど)。これはねー、コンスタンツェ役のソプラノ・森谷真理さんが圧巻でした。めったにこういう「歌」を聞くことがないけど、声の響きって、気持ちいいな、と思ったよ。

グランドフィナーレ、「華麗なる協奏曲の夕べ」は、ヘンデル、ヴィヴァルディ、バッハの協奏曲を。今年はコンマスの寺神戸亮氏が登場。それなのに、氏のファンである友人は来ることができず、がっくりしてたわー。

 両日ともに、指揮者は弾き振り(優人氏はオルガン、雅明氏はチェンバロ)。

30日はグリーンホールでのコンサートだったので、飲み物や焼き菓子等もたくさん販売されてた。休憩時間についつい桃のシャンパンなんぞを飲んでしまったけど、無事でした(zzzはまぬがれた)。

なんと言っても、開場時刻くらいに家を出ても間に合う気楽さで、ゆったり楽しめる。でも、今年は土日に開かれてる無料公演(ミュージックカフェ等)には行けなかったので、それはまた来年。

 

 

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