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2019.07.20

夏は怪談

7月19日(金)  「怪談 牡丹燈籠」19:00〜    於・三越劇場(10列20番)

(藤間勘十郎  文芸シリーズ  其の四)

作/三遊亭円朝    上演台本・演出/藤間勘十郎    出演/北村有起哉(伴蔵)、北翔海莉(お峰)、市瀬秀和(相川孝助)、舞羽美海(お国/お露)、我善導(志丈ほか)、三林京子(お槇)ほか

 有起哉くん出演なのね、と思いつつも、チケットを買うまでには至らなかった「牡丹燈籠」。少し(かなり)安く買えますよ、というお誘いに乗って出かけてみた。本日初日。確かに、平日夜ということもあるのか、1階後方にはかなり空席も。

 私は有起哉くんと、三林京子さんしかほぼ知らないけど、客層は……宝塚ファン、なんですかね?   開演前に顔を合わせたそのお客さんたちが「おめでとうございます」と挨拶しあってて、どういう人たち?と思っちゃった。たまたま開演前に、演出担当の家元をお見かけしたんだけど、開演したら横通路のすぐ後ろに座ってらっしゃいました。藤山扇治郎さんの姿も(でも実は、北翔海莉の読み方もわかってない私)。

チラシには「今回、三遊亭円朝の弟子として物語の進行役を北翔海莉が担い」とあったんだけど、最初に登場して前説を始めたのは、いかにも噺家っぽい風貌の我善導さん。あれ?代わったのかしらと思ってたら、北翔さんも出てきた。自己紹介?は「三遊亭円朝の弟子の、みっちゃんです」だったよ。

 上演時間、第1幕、伴蔵夫婦が新三郎を殺して出奔するまでが1時間、20分の休憩の後、栗橋宿の場、伴蔵が過去の人々の霊にとりころされるまでが1時間、という配分。新三郎の友人(飯島の家来)孝助と生き別れの母・お槇の再会もあって、かなりてんこ盛り。先の我善導さんが時折現れてはストーリー説明も。最終的に彼は6役演じてるそうで(おばちゃん役もあり)、早替りで息ハーハーの笑いも。

全体的に、笑いが多くて、元が落語だから?というところ。でも、笑いは少ない噺だよね。歌舞伎などで知ってるストーリーとはちょっとずつ違う。お露、お米が幽霊になった姿を見せるのではないし、新三郎を手にかけるのは伴蔵夫婦だし。そう、ドロドロな部分もあまりないのですわ。

というわけで上演台本として、話を追う部分はそんなに……というところかな。早替りや、客席に降りて一回り(2回)、だんまり(2回)、そして三味線や鳴物の音などなど、手法は面白かった。そんな中で、有起哉くんと三林さんが舞台にいると、明らかにギュッと締まる気がした。やっぱり、もっともっと有起哉くんを見なくては!

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