« ラグビー・W杯 | トップページ | 気に入ってる器から欠ける、という法則 »

2019.09.22

現代版・桜姫、もう一回見たかったな

9月14日(土)  「桜姫  燃焦旋律隊殺於焼跡(もえてこがれて ばんどごろし)」18:00〜   於・吉祥寺シアター

(阿佐ヶ谷スパイダース公演)

作・演出/長塚圭史   原作/四代目鶴屋南北『桜姫東文章』   音楽/荻野清子   出演/中村まこと(岩井清玄)、伊達暁(権助)、中山祐一朗(三月)、村岡希美(長浦)、藤間爽子(吉田)、長塚圭史(ドブ川の頭/勘六)ほか

この作品は、10年前コクーン歌舞伎の現代版・桜姫のために書かれたたものの日の目を見ず、今回、劇団2本目の芝居として上演されることになった。まずはめでたい。完成した台本をナシにしてまた新たに作る(設定を、戦後の焼跡から南米にする!)って、どんだけ大変なことだったでしょう。しかも、書いてる本人は前からの予定通りイギリスに留学して、そこで、だからね。いやはや、おそろしや。

 都合で元々チケットを持ってたマチネを見られず(劇団先行の初日に取ったから、センターのいい席だったのだが)、同じ日のソワレを取り直した。ほぼ正方形のような舞台(所作台くらいの高さしかない)の左右に作られた席がRAとLAで、その右側2列目から。ものすごく近い!   この感じは、コクーン歌舞伎の平土間も少し思い起こさせるものがあったわね。

 戦後の焼跡編、という情報は入ってたけど、舞台美術や衣装など、特にはそれを想起させず、見た目はとてもシンプル。が、この舞台、あちこち小さな穴があいて人も出入りできる。スッポンとかセリの感じもあるかなぁ。それと後方部分の使い方とか、楽隊は2階3階部分を使うとか、空間をとても生かした作りになっていて、神出鬼没の感もある。

(そういえば、終盤に、後ろの壁が開いて外の風景が見えたんだけど、これもコクーンっぽかった。これ、正面で見たかったよ)

  阿佐スパというユニットではなくて、劇団になって2年目。ベテランと若手がうまく噛み合ってる気がした。……というか、個人的には、中村まこと、伊達暁、中山祐一朗の3人だけが舞台上にいる、とか、好みすぎる‼︎  そしてそこに村岡希美も加わるんですもん。みんな一癖二癖どころじゃないぞ。

 桜姫、ではなく吉田を演じる藤間爽子には、硬質な美しさを感じて、ストーリーとの齟齬こそ魅力などと思ってしまた。変に「異形感」があっていわく言いがたい。

 楽隊の奏でるメロディだけではなく、風雨の音などの効果音も、全てナマ。あえてそんなサブタイトルがついてる理由は、ラストを乞うご期待、だな。

 もう一回見たいな、と思いつつ、この週末は元気が出ず、このあと唯一オフの火曜日は休演日だから、もはやチャンスはない。ま、仕方ないんだけど。

 

 

|

« ラグビー・W杯 | トップページ | 気に入ってる器から欠ける、という法則 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ラグビー・W杯 | トップページ | 気に入ってる器から欠ける、という法則 »