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2019.11.07

壮大な時空の旅

11月6日(水)  「終わりのない」19:00〜    於・世田谷パブリックシアター

(世田谷パブリックシアター+エッチピイ)(1階B列18番)

脚本・演出/前川知大   出演/山田裕貴、安井順平、浜田信也、盛隆二、森下創、大窪人衛、奈緒、清水葉月、村岡希美、仲村トオル//原典/ホメロス「オデュッセイア」  監修/野村萬斎

 刺激的かつ緻密なSF世界を描くイキウメの前川さんは、これまでも世田谷パブリックシアターで「奇ッ怪」シリーズを上演してきたし、他にも、最近ではシアタートラム「獣の柱」もあったなぁ……。今回は山田裕貴くん主演なので、まあパブリックシアター友の会でチケットがとれてよかった。この日は、前川&萬斎によるポストトークの日だったけど、すっかり失念していた。それとわかってて今日にしたのか??だった。

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舞台は何もない円形が一段高く作られていて、それと対をなすような上方の円。何もないがゆえに、湖畔のキャンプ場になったり、1000年後の宇宙船になったり、はたまた過去に遡ったり。イメージを膨らませることができる。

山田裕貴くんの役は、世界的に有名なダイバー(環境活動家でもある)の父=仲村と、量子物理学者の母=村岡の間の一人息子、ユーリ。彼が9歳の時に溺れた記憶から始まり、いわゆる中二病的ムズカシイ年齢を経て、両親と幼馴染と一緒の夏のキャンプ場。そこでまた溺れて……。気がついた時には、もはや地球には人が住めなくなった1000年後の世界で……パラレルワールドで彼の生を繰り返す。

スケール壮大で、えっ?と思ったりするのに、妙に説得力があって、どんどん惹きつけられる。それぞれの俳優がまたイメージにぴったりだし。浜田さんのAIダンとか、森下さんのヨーダ的神話的人物とか、笑っちゃうくらい似合いすぎ。熱い仲村さんと、知性派だけどユーモラスな村岡さんもね。

この中で山田くん演じるユーリも、繊細に、悩み戸惑い、成長していったんだなー、と思う。

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