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2019.12.23

二人芝居を続けて見る

12月18日(水)  「タージマハルの衛兵」19:00〜   於・新国立劇場  小劇場 *作/ラジヴ・ジョセフ   翻訳/小田島創志   演出/小川絵梨子    出演/成河(フマーユーン)、亀田佳明(バーブル)(C1列10番)

12月20日(金)  「モジョ ミキボー」14:00〜    於・シアタートラム  * 脚本/オーウェン・マカファーティ   翻訳/平川大作   演出/鵜山仁   出演/浅野雅博(モジョ)、石橋徹郎(ミキボー)E列12番)

  偶然だけども、続けて二人芝居を見ることに。どちらも上演時間は90分くらい。ギュギュッと中身が詰まってるというか……笑うところもけっこうあるのに重たい。そして、それ故に俳優の力量もまた問われるだろうと思う。いやー、十分満足しましたよ。

「タージマハルの衛兵」は、1648年、幼馴染の二人がタージマハルの建築現場の警備についている場面から。生まれも性格も正反対な二人を、まずたっぷりと見せる。そこから、彼らに下される非情な任務(そりゃPTSDになるよね、と思ってしまった)、その後の衝撃の展開……いやー、ぐったり。だからこそ、幕切れ近くに再現される、訓練中に迷ったジャングルでの楽しい記憶が胸に迫る。

 「流血の場面があります」みたいな注意書きが劇場にあったんだけど、ま、まあね……。におい付きだったら耐えられないだろうと思うと、やはり五感って不思議。

 これ、チケットを取りそびれてたんだけど、追加公演の先行で、めでたく好みの席を取ることができたのでした。成河くん、表情豊かでよかったなー。亀田さんと対照的なところもマル。

* *

「モジョ ミキボー」

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2010年と2013年に同じキャスト、演出で上演されたもの。それまで下北沢OFF・OFFシアターだったから、シアタートラムとはいえ、うんと広くなってます。私は2013年に見てる。

こちらは1970年、アイルランドのベルファストが舞台。カトリックとプロテスタントの対立が激しかったこの場所で、出会い友達になった悪ガキのモジョとミキボー。二人の無軌道なやんちゃぶり(とはいえ幼くもある)が楽しい。楽しいといえば、二人の役者は常にモジョとミキボーなわけではなくて、瞬時にモジョ、ミキボーの父親や母親らになったりする。帽子、ジャケット、スカーフ、エプロンという小道具ひとつで。

 劇場が広くなったぶん、悪ガキの遊びもダイナミックに。けれども、こちらも胸が苦しくなるような、苦い幕切れ……。

* *

正直言うと、なんでこの日にしちゃったかな、と思わなくもなかった。というのは、なんとかナウシカ歌舞伎を再見したかったのに、この日ダメじゃん、となったから。でも、どちらも見てよかった、と思える舞台だった。悔いはないぞ。

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