« 2020年1月 | トップページ | 2020年3月 »

2020年2月

2020.02.27

厄除け!

6c2cd169fcc14f7facec9b01c18b045f

↑ 深大寺の「魔除けのおふだ」

比叡山の僧、元三大師が鬼の姿になって疫病神を退散させたんだって。

だるま市は来週、3月3日、4日。これ、厄除けなんだし、中止にはならない……よね。

そして秘仏・元三大師像の特別開帳が4月18日から1ヶ月。その頃にはすっかり収まっていますように。

| | コメント (0)

2020.02.26

にっくき、新型コロナ

2月26日(水)

今日は、月曜日に行った「朗読劇 天守物語」@府中のことを書こうと思ってたのに、それどころじゃなくなったよ。

「全国的なスポーツ、文化イベントの中止要請」とのことで、そうなれば国立劇場なんて、いの一番よね。来月、小劇場で上演予定だった菊之助「義経千本桜」も差し当たり15日まで休演ですと……。私なんて、Aプロ3日、Bプロ4日、Cプロ9日の予定だったから、全滅でございますわよ。しかも、(再開予定の)16日からはほぼ余裕がないからこそこの日程だったわけで、新たにどこかで見る、というのも無理っぽい。他の大きな劇場(歌舞伎座とか)は、26日現在、未定のようだけれど、どうなるのか。公演自体は行われて、体調面や精神的に不安な人は行かず(払い戻し)、見たい人は万全の対策をして行く、というのではダメかしらねぇ。

新型コロナに関しては、いろいろとデマも飛び交ってるようで。最近では26度のお湯でウイルスは殺せるから、その温度のお湯を飲めとかなんとかってのを見た。26度ってお湯と言えます?はともかくとして、普通に中学校くらいまで勉強してたら、変だと思って然るべきでは。冷静に判断できないくらい、パニクってるの?

私はあんまりLINEを使ってないけど、成り行きで入ってるグループ(昔のママ友)では、ウイルスが中国の陰謀、中国怖い、みたいな流れになってて、しっかりしなさいよ、だったし。こちらは、信じてるというわけでもなさそうだったけど。

身近な知人にも少しナーバスになりすぎてないかな、と、そっちの方が心配になる人もいる。私と同年代だから、高齢者の一歩手前くらい? でも、自分はもう高リスクだし、電車に乗りたくない、仕事に行きたくない、エレベーターのボタンに触りたくない……。とりあえずしっかり寝て、食べて、くらいしか言えないのよね。迂闊に大丈夫と言うわけにもいかないし。そういえば、持病持ちで高リスクな友人もいるんだけど、そちらは先週、旅行(推しのステージ)に行ってたぞ。ほんと人それぞれ。

| | コメント (2)

2020.02.24

文楽襲名

2月23日(日・祝) 「国立劇場 文楽公演」第二部  14:15〜(2列21)

「新版歌祭文 野崎村の段」睦太夫/勝平、織太夫/清治、咲太夫/燕三・燕二郎  簑二郎(おみつ)、勘壽(久作)、玉志(久松)、簑一郎(お染)ほか

六代目竹本錣太夫襲名披露狂言「傾城反魂香 土佐将監閑居の段」希太夫/團吾、錣太夫/宗助・寛太郎 玉也(土佐将監)、勘十郎(浮世又平)、清十郎(おとく)、一輔(雅楽之介)ほか

穏やかな日が続いて、お出かけ日和ではある。2枚チケットが取れたので、古い落語仲間(でも今は韓国ミュージカルなどに夢中)の文楽好きを誘って出かけた。彼女、以前は大阪に文楽遠征もしていたのに、すっかりご無沙汰とか。

第一部と同じような席なので、床も字幕もほとんど見えず、舞台に集中。せっかくの襲名披露なのにちょっと席の選択を間違えたかも……でも、地味なお人ではあるよね。演目はどちらも歌舞伎でもお馴染み。

野崎村、文楽だと親父様はいったん出かけるのか、とか、へぇえなところを楽しむ。おみつちゃん、切り落とした大根の葉の部分を、ポイッと前に投げ捨ててたし。いつもなら清治の三味線には呂勢太夫なのに、昨秋から病気療養のため休演。でも4月からは復帰のようでよかった。咲太夫も痩せられたとは思うけど、(織太夫の後だし声の張りが……)滋味深い声、という感じ。文楽のラストは好きだなぁ。2挺の三味線がドラマチック。

反魂香は、間で盆が返ったところで襲名披露。といっても、呂太夫が紹介をするだけで終わり。でも、ちょっと修業時代のエピソードを挟むところが呂太夫かしらね。床での披露は、三味線の燕三の時の住太夫がとても記憶に残ってる。

なにしろ、どもりの又平だから、錣太夫、熱演。実直な本人のイメージととても合ってる気がした。ここでの勘十郎は、第一部とは打って変わって、動く動く。そういえば、清十郎の襲名の時には、簑助が一言、挨拶したのに打たれたなあ、なんてことも思ってた。

個人的には第一部の方が充実してた気がするけど、それは「通し」ゆえ、だったからかな。第三部も気にはなったけど、見る余裕なく……。

4月大阪、5月東京で、ともに「義経千本桜」が通し上演される。どうせなら大阪に行きたいな、吉野の千本桜も一度は見たいな、と夢は広がる。広がるだけだ(新型コロナがどうなってるかもあるし、そもそも4月はあれもこれも繁忙期。おとなしく東京で見よ、と言われてる気がする)。

| | コメント (0)

2020.02.23

2回目の歌舞伎座・夜の部

2月22日(土)「二月大歌舞伎」夜の部 16:30〜  於・歌舞伎座(1階1列13番)

八陣守護城/羽衣/人情噺文七元結/道行故郷の初雪

3日に見て以来、2回目の夜の部は、ものすごく久しぶりに音羽屋に頼んだチケット。昼の仁左衛門、夜の菊五郎は、しっかり見ておこう、という気になったので。こんなかぶりつきじゃなくてよかったんだけどね。

なので、はじめの二つは気楽に見ていた。八陣〜では、船の中で魁春が琴を弾く時、手元が全く見えないんだなぁ、などと。我當さんはこんなに前から見てても、言葉がよくわからない時もあったけど、雰囲気は十分。長寿だった十三代目の追善を、こうして兄弟3人でできるのってすごいなー。

えーっと、羽衣はなぜか3階で見てた時以上にzzz  ごめんなさい。

文七はもう、初めから終わりまで、何も見逃さないぞ、の勢い。雀右衛門の女房が、ずいぶん馴染んでいい感じ。莟玉・お久の可愛らしさも3階からはあまり実感できなかった部分。綺麗にお化粧した場面より、角海老での「きたない形(なり)」の方が可愛く見えたんですけど……。後はもう、ずっと菊五郎の長兵衛を見てた気がする。こういうのも、いずれ菊之助が受け継いでいくのよねぇ……。

文七元結でホンワカした気持ちになって、これで打ち出しでいいのに、なんて思ったりもしたけど、最後の道行がとても良かった。この辺り、上の方から見てるんじゃ無理、だったのかも。風情があって、情けもあって(松緑の万歳)、余韻の残る舞台でした。

C027c61473ef4a92b0780f8ce2eb1fa7

売店に売ってた「太宰府せんべい」。前は気づかなかったよー。

 

 

 

| | コメント (2)

2020.02.22

ディレイビューイング

2月22日(土)「風の谷のナウシカ  ディレイビューイング(前編)」11:00〜  於・東劇

 当初、上映は2月14日からの1週間限りの予定で、とても無理、となってたんだけど、東劇だけはもう1週延長してくれたので、行くことができた。それも、今朝、行けそうだ、となってチケットをネット購入。ムビチケ(前売り)4000円は高い!と思ってたら、当日(でいいのかな)は4300円なんだよ‼︎  スマートフォンを機種変更してから、時々d払いを使ってるんだけど、今回もd払いを選択してdポイントも使って、結局4000円の支払いということに。こんな感じで、ポイントに取り込まれてる気がするーー。

 東劇の入口モギリでA4の紙をもらった。ナウシカの前後編のキャストと簡単なあらすじ(表)、人物相関図(裏)が載っている。

 ナウシカ、私は初日に見たから、もう2ヶ月半ほど経っている。いや、もっともっと昔だったような感覚があるのは、なぜ?

 映画で見ると、それぞれの衣裳の模様や質感などがよくわかって興味深い。逆に、舞台ではそれほど思わなかった、場面転換の多さゆえの細切れ感、みたいなのも感じたかな。あとは……もはや結構忘れてる自分! でも、これが収録されたのは怪我の後だから、演出の変更もあったに違いない。え?と思ったのはきっとそれ、ということにしておこうっと。

 こうしてじっくり見る機会を得ると、環境問題とか、戦争とか、今の時代にナウシカを歌舞伎で作って残したかった気持ちはわかるなぁ、と。

 そうこうしてると、来週には後編の上映が始まる。行けるかな。

 

| | コメント (0)

2020.02.21

酷悪な王さま⁉︎

2月19日(水) 「ヘンリー八世」18:30〜   於・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(1階E列30番)

(彩の国シェイクスピア・シリーズ第35弾)

作/W・シェイクスピア   翻訳/松岡和子 演出/吉田鋼太郎  出演/阿部寛(ヘンリー八世)、吉田鋼太郎(枢機卿ウルジー)、金子大地(トマス・クランマー[のちにカンタベリー司教])、宮本裕子(キャサリン)、山谷花純(アン・ブリン)、谷田歩(バッキンガム公爵)、河内大和(ノーフォーク公爵)ほか  演奏/サミエル

Ad00e1bda07643a6bb32d7653ff6544b

↑ 配役表と、我々観客の小道具の小旗

 これもあんまり前にチケットを買ってたので、行くときに寒かったらイヤだな、なんて思ってたけど、ちっともそんなことはなかった。暖冬はこんなときには有難い。……が、別の心配=新型コロナウイルスの中、連日出かけている私。

席は前方だけれど、右の端。この辺りの席が良いか悪いか、ちょっと判断できかねる。

さて、舞台は貴族たちと、王の側近の枢機卿との暗闘から。バッキンガム公爵が権力闘争に負けちゃって逮捕された。のっけから、口の達者な枢機卿と、特権を奪われた貴族、重税に喘ぐ市民……が描き出される。で、ヘンリー王は、なんだか悩める王様っぽく 見える。その理由はわからないけど。聡明な美しい王妃キャサリンにも憂いが。

ま、結局、ヘンリー王は美しいアン・ブリンと出会って、男の子を産めなかったキャサリン(スペイン王の娘)と離別するのだけれども、この王妃の苦しみと、アン・ブリンの美しさに説得力があるわー。

ヘンリー八世がいったい自分で何したの?てなところもあって、王はそんなものか、とも思うけれど、このお芝居では描かれていない「ひどい男」ぶりが、阿部ヘンリーから透けて見える感じが面白かった。

*アンが生んだ子は女の子で(後のエリザベス一世)、男の子を熱望していたヘンリー八世の寵愛を失って、アンはやがて処刑されちゃう。それがわかっていながら、このエリザベスの受洗の日、市民=観客はみな小旗を振ってお祝いしたのですよ。同じ時期に上演されてた舞台「メリー・スチュワート」は、このエリザベスと、キャサリンの子のメアリー一世の話。ずいぶん前に見て、ややくたびれた記憶がある。

とにかくまあ、セリフセリフセリフでシェイクスピアだなぁ、という感想。しかも、冒頭で大量に喋る谷田、河内あたりが、すんごく吉田鋼太郎っぽい喋り方なんだなー。クランマー(カンタベリー司教)が若いのでびっくり。初舞台らしい。うまくはないけど、空気が変わってよかった。あと、ウルジー枢機卿の恋人でもあるクロムウェル(さいたまネクスト・シアターの鈴木彰紀)が、後ろで結んだ長髪にメガネの寡黙な青年で、腐女子向け。というより漫画の登場人物みたいだった。

そうそう、珍しく生演奏。セットの2階部分奥が演奏スペースだったので全く見えなかったけど、キーボード?オルガン?という音で、これがとてもよかった。

| | コメント (0)

2020.02.20

国立劇場(3月)の前に、新感線で偽義経

2月18日(火) 「偽義経冥界歌(めいかいに うたう)」18:00〜    於・赤坂ACTシアター(2階A列34)

(2020年 劇団☆新感線39興行・春公演)

作/中島かずき  演出/いのうえひでのり  出演/生田斗真(源九郎義経/奥華玄九郎国衡)、りょう(黄泉津の方)、中山優馬(奥次郎泰衡)、藤原さくら(静歌)、粟根まこと(源頼朝)、山内圭哉(常陸坊海尊)、早乙女友貴(遮那王牛若)、三宅弘城(武蔵坊弁慶)、橋本さとし(奥華秀衡)ほか

Db5ac460a29a4308809f99158c0ba107 D0c03b16bf6146bbac614667110b94e1

 久しぶりの赤坂ACT。初めての2階最前列だったんだけど(右ブロック)、ここって出入り口に近いから、席に座ってるのにほとんど通路として使われちゃう。ちょっとムッとしちゃったよ。見え方は悪きはない、とはいえね。休憩時間のいろんな行列とか、ほんと改善はされないわね。でも、ハリーポッター専用劇場になるんでしたっけ。

奥州の奥華(おうが)一族は、豊富な金(きん)をもとに都にも鎌倉にも与しない独立路線を取っている。そこを頼って、頼朝の弟、遮那王牛若らがやってきてるんだけど、これがヤな奴……で、あっけなく死んでしまう。はっ? ええっ?  で、当主・秀衡の側室の子が、身代わりというかなり変わって、壇ノ浦でも勝利!ってこの辺の展開はフルスピード。そりゃあね、この時は気づかなかったけどタイトルに冥界ってあるもの。

そう、この義経も、おやおやというくらい早く死んじゃって、それからよ!

あの世にいた代々の当主たちとともに、こちらに戻って来ちゃって(牛若もね)……ここから、派手な立ち回りや、歌があっても、なかなか重くるしい話が横たわっちゃうんだなー。父や祖父たちと戦うことになるんだし。もっとパーっと発散できるタイプかと思ってたらそうでもなかった、と言っておこうかな。

美しい斗真くん、優馬くんに、かっこいいりょうさんに、さとしさんに、エトセトラ。満腹ですっ。

| | コメント (0)

2020.02.19

井上ひさし✖️シェイクスピア

2月17日(月) 「天保十二年のシェイクスピア」18:00〜 於・日生劇場(1階G列14)

作/井上ひさし 作曲・音楽監督/宮川彬良 演出/藤田俊太郎 出演/高橋一生(佐渡の三世次)、浦井健治(きじるしの王次/清水港の次郎長)、唯つきふうか(お光/おさり)、辻萬長(鰤の十兵衛、ほか)、樹里咲穂(お文)、土井ケイト(お里)、木場勝己(隊長)ほか

Bf917ac3970e48cb9015f2f4ca3037ed

天保十二年のシェイクスピア、10年ほど前に椿組の野外劇で見てすっごく面白かった記憶がある。作品の猥雑さが、花園神社という場にも合って。その5年前には蜷川幸雄演出の上演もあったんだけど、私はチケットがあるのに仕事で行けず、椿組を機にDVD購入(この時は椿組の余韻が勝ち過ぎた)。いま、ホコリをかぶってるのを引っ張り出したところ。早く見なくちゃ。

そんな作品に、高橋一生と浦井健治の出演ですと⁉︎  チケット取れるのかしらと不安になって、オケピで募集があったのでホイホイ申し込んだ。前方席限定の定価で(後方だと少し安くなってたはず)。左ブロックだけど、センター寄りの通路脇で、ここねー、浦井くんが通ったりしてラッキーな席でした。

前に見たとはいえ、すっかり忘れてて、ほとんど初めて見るような感覚。木場さんの役名は隊長だけど、これは百姓隊の隊長ということで全体の進行役。

「絢爛豪華 祝祭音楽劇」とついているように、楽しい歌がたくさん。舞台の2階部分後方に演奏スペースがあって、時にそこが見えると、あっ宮川さんだ! 冒頭の「もしもシェイクスピアがいなかったら」とか「賭場のボサノバ」なんて、つい歌っちゃいそう(♪賭場の場のボサ・ノッバ)。

下総国清滝村が舞台。その宿場で権力を持つ鰤の十兵衛と3人の娘。まずは「リア王」からですか。なんだけども、3人の娘の傍白には、はや様々な作品からのセリフがあるらしい。顔が醜く、せむしでびっこ(ピー音連発)の三世次はまんまだし、王子様キャラの浦井くん王次(でも、きじるしピー)。

一生くんもひとりで歌う場面はあるけど、歌はやっぱり浦井くんやアンサンブルの皆さんにお任せよね。ダンスも素敵。シェイクスピアのあれこれを想像する部分と、思わずストーリーを追っちゃう部分と……。楽しくて幸せな時間でした。

これもDVDとBlu-rayの発売は予告されてるから、買っちゃいそう。

劇場って、危険な人混みだけど、マスクと除菌ウェットティッシュ持参で(どこも入口にアルコール消毒液はあるけど)、免疫力を高めるのであーる。

*月曜からソワレ3連ちゃんの私。全部、去年の秋にはチケット購入してたんですもん。

| | コメント (0)

2020.02.18

歌舞伎座に続いて、文楽で手習鑑

3月15日(土) 「国立劇場文楽公演」第一部   11:00〜    於・国立劇場 小劇場(2列22)

「菅原伝授手習鑑」

吉田社頭車曳の段…芳穂太夫(松王丸)、靖太夫(梅王丸)、咲寿太夫(桜丸)、碩太夫(杉王丸)、津國太夫(時平)/清友

佐太村茶筅酒の段…三輪太夫/團七、同喧嘩の段…小住太夫/清馗、同訴訟の段…靖太夫/錦糸、同桜丸切腹の段…千歳太夫/富助

和生(白太夫)、勘十郎(八重)、清十郎(千代)、一輔(春)、簑助(桜丸[佐太村])ほか

 チケットを取るときにはいつものように何も考えてなくて、あとで、そういえば歌舞伎座も手習鑑で、加茂堤を見たんだわねぇ、などと思った。今月の文楽は、第二部は錣太夫襲名披露でもあり見るとして、他はどうしようかな、と思ってた。でも簑助さんは見ておきたいと思ってたし、たまたま2列のセンターが確保できたので、GO!となった。

 結果的に、ほんと見てよかったわー。床では、咲寿太夫、碩太夫、小住太夫といった若手が力をつけてるなぁ、と思ったのが第一。そして、やっぱり桜丸切腹の段には泣かされちゃったのよ。簑助さん、あまり動けないんだと思うけど、桜丸の端正さよ‼︎  そして勘十郎さんの八重がぴったり寄り添う。なんといっても、桜丸が最期に笛を切って落ちるとき、そばの八重に視線を向けてバッタリ、というのがねぇ……。

2列って、字幕がほぼ見えないから、かえって集中できた気もする。土曜日、仕事の〆切を抱えて焦ってたけど、でも諦めずに見に行けてよかった。

E486ef626128473b945cb2ec548ba152

入るときに石川県小松市の歌舞伎関連や観光チラシ、シールをもらった。第三部で安宅関を上演するかららしい。

| | コメント (0)

2020.02.17

俳優座劇場はとても好き

2月14日(金) 「彼らもまた、わが息子」14:00〜  於・俳優座劇場(4列4番)

(俳優座プロデュースNo.109)

作/アーサー・ミラー   翻訳/水谷八也  演出/桐山知也  出演/吉見一豊(ジョー・ケラー)、山本郁子(ケイト・ケラー)、竪山隼太(クリス)、佐藤玲(アン・ディーヴァー)、逢笠恵祐(ジョージ・ディーヴァー)、斉藤淳(ドクター・ジム・ベイリス)ほか

670fea98224e4f70a27917bab3c2785d

*この週はあちこちで見たい舞台がてんこ盛り(てがみ座「燦々」とか平田オリザ「東京ノート」インターナショナル・ヴァージョンとか。他にもあったはず。その中でこれを選んだのは、かなりお安く見られたことと、前に別のカンパニーで上演された「みんな我が子」を見逃してたから。

 

 原題 all my sons   これまで「みんな我が子」という題で上演されていた(が、私は見ていない)。今回、新訳でタイトルもこのように。確かに、同じよう……だけれども、ストーリーの中だと全然違うなぁ、と思う。

会社経営のケラー家(父はブルーカラー出身)。戦争で「行方不明」の次男を、母親は絶対に生きていると信じている。長男も戦争で足を痛めている。そしてどうやら父はなんとか無罪を勝ち取ったけど、隣に住んでた共同経営のディーヴァーは有罪となり服役中、らしい。でも、町の人は実はケラーも有罪だと思ってる。何があったのか?  

結局のところ、父親はディーヴァーのせいにして罪を逃れたのみならず、それが次男の「行方」にも大きく影響していたことがわかり、無残な結末を迎える。その「犯罪」自体が今日的でもある。不良品の製造、偽装、それが戦闘機の部品であったが故の多くの事故……。緊張感のある舞台だった。

 その舞台は、全体の大きな額物の中がケラー家の庭で、その奥の小さな額縁が建物部分の構造。そして舞台の左右には、演じていない出演者が座っている。父親役の吉見一豊はいかにも、な存在感。いやー、ぴったり。そして若手まで、実力者ぞろい、という気がした。

また俳優座劇場の濃密さも相まって、満足度が高かった。いい劇場だわー。

| | コメント (0)

2020.02.14

関西弁のロミジュリ

2月12日(水)  「泣くロミオと怒るジュリエット」18:30〜   於・シアターコクーン(2階BL列7)

作・演出/鄭義信  音楽/久米大作  出演/桐山照史、柄本時生、橋本淳、元木聖也、高橋努、岡田義徳、朴勝哲、みのすけ、福田転球、八嶋智人、段田安則ほか

 いやー、びっくり仰天。オールメール、関西弁のロミオとジュリエット。しかも、ジュリエットが柄本時生くんとは! 舞台の上は戦後のバラックで、ジュリエットは髪こそ長いけど(「まんぷく」のふくちゃんくらい)、ふつうにスカート姿で、ふつうにしゃべる。でもここはヴェローナ。なになに??

反目しあうキャピュレットとモンタギューは、愚連隊の抗争だし、傷痍軍人も見かける、そんな街にやってきたジュリエットが、屋台を引っ張る純情なロミオと恋に落ちて……。

怒涛の展開に、歌や踊りもあったり。全く飽きない。女性役は、基本的には時生くんと八嶋さん(ジュリエットの兄嫁)だけ。八嶋さん芸達者ぶりも記憶に残る。何より、時生ジュリエット、とてもキュートです。

ロミジュリのストーリーの骨格はなぞりつつも、うわぁぁな結末まで、さすが鄭義信の骨太な作品。面白かった。

*あれこれ書きたいのは山々なんだけど、ちょっと余裕がなくて……。

| | コメント (0)

2020.02.11

仁左衛門!

2月8日(土) 「二月大歌舞伎」昼の部  11:00〜   於・歌舞伎座(1階1列10)

「菅原伝授手習鑑」

加茂堤/勘九郎(桜丸)、米吉(斎世親王)、橘三郎(三善清行)、千之助(苅屋姫)、孝太郎(八重)

筆法伝授/仁左衛門(菅丞相)、秀太郎(園生の前)、橋之助(梅王丸)、莟玉(腰元勝野)、橘太郎(希世)、時蔵(戸浪)、梅玉(武部源蔵)ほか

道明寺/仁左衛門、芝翫(輝国)、孝太郎(立田の前)、勘九郎(奴宅内)、玉三郎(覚寿)ほか

月イチ観劇会を、仲間の年長組で。ちょっと、というか相当フンパツして、かぶりつきましたです。思えば何年か前、仁左衛門さんで「すし屋」をこの3人で、やっぱり前方席で見たなぁ、と。あっという間に月日がたつのであるよ。

加茂堤は、勘九郎ー孝太郎、米吉ー千之助、2組のカップルがそれぞれに雰囲気よくて、短いながらも幕開けにふさわしかった。ここで気分が上がると、この先の長時間が楽しみだものね(桜丸夫婦は、わりと考えなしタイプ、というのがね、似合ってた)。

筆法伝授は、梅玉ー時蔵の組み合わせが新鮮な感じ。そして莟玉くんが可愛くて。で、この幕全体の緊張感は、仁左衛門、秀太郎の松嶋屋兄弟が醸し出してた。いや、こちらが、一言一句、おろそかにしないぞ、の勢いだった、ということかな。そんな中で、困ったちゃん希世を演じる橘太郎の存在に、ふふっと和む。

道明寺は、あれ?いつ見たんだっけな、と思ったら、十三世の十三回忌追善で見てたのでした(その後もあるけど)。その時、苅屋姫が孝太郎、覚寿が先代芝翫だったのは、よく覚えてる。それが、千之助、玉三郎だものね……。正直、ここの千之助には「がんばりましょう」と言いたい。それと、玉三郎が覚寿かぁ……という複雑な気持ちも。菅丞相さまは、なんか神々しくて見とれちゃいましたです。

ふだんの私は、3階からボヨーンと見てるけど、次、いつこういうチャンスがあるかわからない、という時には、チャンスを逃さずきっちり見るぞ、という思いを新たにしたのでした。

 

7a153766a5f24ae3a8c014847662c93a

ワインボトルの鼻緒の下駄を持ってることを忘れてて、この下駄を履くためのコーディネート。ゆえに、かぶりつきだけど無地紬でした。

| | コメント (2)

2020.02.09

唐十郎作品を見る

2月7日(金)  「少女仮面」19:00〜   於・シアタートラム(K列4番)

作/唐十郎  演出+美術/杉原邦生  出演/若村麻由美、木﨑ゆりあ、大西多摩恵、大堀こういち ほか

6d5a465115f94832aa702cdb2acadd77

 若村麻由美は好きなんだけど、唐十郎の作品ねぇ……と思ってて、それでも見ることにしたのは演出が杉原邦生だから。ちょうど12月にKAATでグリークスを見た勢いで予約したのだと思う。もう2ヶ月も前のことだから、その辺のことはすっかり忘れてて、アフタートークの日ということも失念してた。お芝居自体は100分。

 いやー、アンダーグラウンド、ですわよ。宝塚・春日野八千代、喫茶「肉体」、演芸場の腹話術師、地下鉄工事、満鉄、甘粕、エトセトラ。その中で、麗人春日野の若村麻由美のキリリとした姿よ。というか、彼女でなければ成立しない、と思わせる。それと、喫茶店の意味不明なマスター、大堀こういちのいかがわしさ。そんな混沌を、オシャレな街(でいいよね、三茶)の、すました劇場で見てることの可笑しさもあったかな。

アフタートークは、いま舞台を終えたばかりの若村麻由美が衣装のままで。それと演出の杉原邦生。こちらは、「オグリ」の演出をしている博多からこの日帰ってきたところとのこと。進行が大堀こういち。

そもそもは、若村麻由美で(シアタートラムで)何か、というオファーに対して、杉原が出したのが、1969年初演のこの「少女仮面」だったとのこと。50年前の作品だけれど、今やることの意味が当然あって、大きなテーマである存在ー非存在、アイデンティティなど、今の方がむしろリアリティがあるのでは、と。

それに対して、若村さんは、えー?まさか、というのが最初だったらしい。「唐十郎作品を、新劇の女優が、公共劇場で⁉︎」という言葉に実感が籠ってた。そして作品も幕が開いてからもずんずん変化してってる、とのことでした。

少女仮面、若村さんのラストあたりのセリフに、突然、萬斎さんを感じちゃって、あらあら、と思ってたら、カーテンコールのお辞儀なんかも、若干、(勝手に)萬斎風味を受け取っちゃった。

何度も(彼女のライフワークの平家物語や、子午線の祀りなど)共演してるし、そもそもパブリックシアター/トラムだし、その子午線の祀りの再演が発表されたばかりのタイミングだし……いろいろ思い起こしちゃう要素はあったのよね。

 

| | コメント (0)

2020.02.07

祝・真打ち&二ツ目

2月4日(火) 「市馬落語集」19:00〜   於・国立演芸場

B4b93d041a0c4fe09260b5e218d9e9c3

市若・桃太郎、市楽・天狗裁き、市馬・御慶(富八)ーー仲入りーー市馬・うどんや

市馬一門に4人いる前座の中では、市若くんの噺を聞くことが多い。ポヨーンとした風貌がなかなか楽しいのよね。彼の「桃太郎」は初めて。若干、舌がもつれ気味。その後、登場の市楽くん(3月下席より真打ち)から「市若、二ツ目昇進」と報告されました。今月の中席からだったかな。名前は市若のままで。同じく前座の市朗くんも同時に昇進だそうで、この春はおめでたい市馬一門です。

市楽くんは、いよいよこの名前とのお別れが近づいているわね。弟子入り志願をしたのがちょうど15年前の2月初めごろだったらしい。一番弟子だものねー。いやぁ、何かと感慨深いものが。見てる側からも、長いようなあっという間のような……。初々しい頃があったのよ(爆)。

さて市馬師匠は、そんな弟子のことなどを少し話してから、ちょうど立春だったので、(年の初め)おめでたい「御慶」をば。ほんとこういう明るく楽しい庶民の噺は気持ちいいのよね。みんな善意の人、って、たまにはそんな世界に身を置きたいじゃないの。そして、いつもおかみさんが好きだなぁ。

仲入り後のマクラで、一席目は「富八(とみはち)、御慶とも言いますが」師匠小さんがよくかけていた噺と。えーっ、そうだったのか、御慶としか知らなかったよ。終演後に貼り出されてたネタは御慶となってたけれどもね。

暖冬とはいえ、そして立春とはいえ、夜はまだまだまだ寒い。そんな日の「うどんや」は、たまりませんねぇ。先代小さんの富八(御慶)は聞いたことがないけど、うどんやの方はCDか何かで聞いたことがある。まさにゆるぎなく落語の王道を行ってる感。ま、たまには歌う会で息抜きも必要かしらね。

 

 

 

| | コメント (0)

2020.02.05

初・東京都現代美術館

2月4日「ミナペルホネン/皆川明 つづく」展   於・東京都現代美術館(2月16日まで)

 最寄り駅は清澄白河。うーむ、遠い。これは都心に観劇に行く時でもないと無理だな……というわけで、国立演芸場に行く前にまずはこちらへ。日曜美術館で見たし、もういいかな(遠いし)とも思ってたけど、行ったらば楽しかった、というか元気になれが、気がするよ。

0c90f63891e44faca744cf2a2ce78c51

↑ 森(洋服の森)。約25年分の400着以上の展示。

展示室は、実ー森ー風ー芽ー種ー根ー土ー空、と分かれている。撮影可能な所も。

洋服や生地だけではなくて、皆川氏(とデザイナー)のデザイン画、家具や食器などに至るものづくりのアイデア、映像(ミナの服を着ている人の日常)、個人所有の洋服とそのエピソードなどなど、最低100年続くブランドを目指す同氏らしさが溢れてる。

今や洋服なんてほとんど買わない生活に成り果ててるんだけども、それはちょっとダメよね、と思っちゃった。かといって、グッズを何か買おうかな、ハンカチかわいい、と思ったけど高くてやめちゃったという……。

 

| | コメント (0)

2020.02.04

文七元結に尽きる!

2月3日(月) 「二月大歌舞伎」夜の部  16:30〜  於・歌舞伎座(3階2列24)

「八陣守護城」我當(佐藤正清)、進之介(斑鳩平次)、魁春(雛衣)ほか

「羽衣」玉三郎、勘九郎ーー節分豆まきーー

「人情噺文七元結」菊五郎(長兵衛)、左團次(和泉屋清兵衛)、雀右衛門(女房お兼)、梅枝(手代文七)、莟玉(お久)、時蔵(角海老女将)、梅玉(鳶頭)ほか

「道行故郷の初雪」梅玉(忠兵衛)、松緑(万才)、秀太郎(梅川)

今月の歌舞伎座は、十三世仁左衛門二十七回忌追善で、夜の部では「八陣守護城」と道行がその追善狂言。どちらもそう長くはないし、初めて見る演目でもあり、半ばぼーっと見ておりました。ま、正直言うと、文七元結以外はそんな感じかな。別に考えたり感動したり(?)とは、関係ないと思うの。

 我當さんは、終始、腰掛けたままだけれど、声は3階までよく届いてた。不鮮明なところもあったけど、まだ2日目だしね。そしていつも父親とセットでしか出演しない進之介。顔も立派なんだからもっと出ればいいのに。その辺はよくわからない。

 羽衣はごめんなさい、綺麗!で終わっちゃいました。そして、私は歌舞伎座の豆まきは初めて!  幕が開くと、中央に菊五郎と、そして隣に眞秀くん。出演者がずらりと並んで豆まき開始。3階ではスタッフさんが手渡してくれました。私は通路脇の席だったので、まとめて受け取って隣に回したわよー。豆まきの終盤にやっと玉三郎が下手に出てきて、花道のあたりにバサバサ撒いてたのがおかしかった。

さて、夜の部はやっぱり「文七元結」に尽きるでしょう。菊五郎の長兵衛はもう絶品としか言いようがない。雀右衛門の女房、時蔵の女将、莟玉のお久がとても新鮮。そして、ストーリーもよっく知ってる、ベタな芝居なのに、なんかうるっときちゃうのがねぇ……。この味はほか(他の人)じゃあ出せねぇ。それにしても毎回思うんだけど、最後に文七が言う元結の工夫のくだりは余計というか、ナレーションで入るべきところよね。

 

| | コメント (0)

2020.02.03

年に一度のお楽しみ:落語と狂言

2月2日(日)  「お米とお豆腐  20回記念公演」14:00〜  於・セルリアンタワー能楽堂

口上トーク(茂山七五三、茂山あきら、桂文之助、小佐田定雄)、落語「百年目」(文之助)、狂言「呂蓮」七五三(僧)、あきら(男)、千之丞(女房)……休憩……落言「神棚」七五三(神様)、あきら(女房)、丸石やすし(姑)、文之助(落語←提灯屋)

3c7f08eac2f643e09fdf2cf081284ab4

今年も行ってきました、お米とお豆腐!  目まぐるしく変わる渋谷の定点観測?って感じ。今年は、東急プラザが完成してました。が、歩道橋のあたりはまだまだ工事中で、ワケわからん感は相変わらず。(井の頭線から銀座線への乗り換えが不便になったらしいので、ますます渋谷は使わなくなる気がする)

でも、お米とお豆腐は、ずっとセルリアンタワーでやってほしいな。

いつもながら楽しい口上トーク。七五三さんが、この20年の落言で人間をやることの方が少ない、ということで、ゴキちゃんの扮装グッズ持参。今日は関係ないのにわざわざお持ちになったのねぇ。

えーっと、私は演目が進むにつれてシャッキリしたのだけれど、「百年目」は、なんだか心地よくzzzとなってしまって申し訳なし。油断したのか?  狂言「呂蓮」は、初めてじゃない、とは思ってて、でもどなたで見たのか、記憶がなかった……(万作さんでした)。設定は突飛みたいだけど、ノリで出家志願しちゃうとか、今でもありそう?

「神棚」では、飲んじゃ寝てしまう提灯屋の代わりに、提灯張りをする神様の様子が楽しい。ペタ、ペタペタペタ。人が良すぎる(あっ、人じゃないか)神様であるぞ。確かに、この20年の歴史の中で、何度か演じられてるのがわかる面白さ。のどかな空気が溢れる、もう春のような午後でした。

終演後は、久しぶりに観劇ばなしなども楽しくて、時間が経つのを忘れました。

そういえば、次は今年9月に、とおっしゃってましたっけ。ウフフ。

 

| | コメント (0)

出雲・大和→ロシア

2月1日(土) 「特別展  出雲と大和」於・東京国立博物館 平成館(3月8日まで)

971e42d09841434fa8796b430dda21d2

 日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」。

これは少し地味だからか、それほど混んではいないらしかったけど、でもゆっくり見たいしと、夜間開館の土曜に出かけた。日本書紀(神代巻/鎌倉時代/天理図書館蔵)はコンセプトからも、外せないでしょう。

 個人的には目玉は……出雲大社の心御柱、宇豆柱とか、巨大さがよくわかるものや、教科書でおなじみ七支刀とか、かしらね。以前、出雲大社と、すぐそばの古代出雲歴史博物館に行った時にも見た、銅鐸や銅剣もドドーンと来てました。いま出品目録を見ると、荒神谷遺跡出土の銅剣168本、同じく銅鐸5個エトセトラ(ほかの遺跡から出土したも銅鐸などもたくさんある)。まあ、並べ方はこれでいいのか、という所もあったけど。

 大和では、久しぶりに藤ノ木古墳関係の物を見たなぁ、というところ。

こういう展覧会は、絵画展よりもうんと時間がかかっちゃって、足が痛くなったよ。

7時ごろに上野を出て、新宿へ。ロシア料理の「スンガリー」をチェックしてはいたけど、予約せずに行ったから(新宿三丁目店)、少し待たされちゃった。でも、あらかじめ時間を決めると、展覧会を見るのが駆け足になったり、というのもイヤだしね。

ペリメニ、ピロシキがもうなくなってて……ボルシチ、ビーフストロガノフなどと、ビール&ジョージアワインを。日本人向きにアレンジしてあるのかも、だけど、美味しかった。

 

| | コメント (2)

2020.02.02

浪曲と落語

1月31日(金) 「玉川奈々福  喬太郎アニさんをうならせたい・5」19:00〜   於・紀尾井小ホール

6ec02202df0144819f827aaac6dcc5ae

奈々福・噂話屋婆のはなし、喬太郎・稲葉さんの大冒険ーー仲入りーー奈々福・慶安太平記  善達三島宿(曲師・豊子)*共通テーマは「善」

このシリーズは全7回の予定らしい。で、喬太郎さんが「うなった」点数を貯めていくんだけど、4回までで「4.5うな」だって。

奈々福さんの一席目は、新作。いつも、新作と古典(共通テーマのもの)が一つずつなんだよね。江戸時代の町のいろんな噂話などをひたすら書き綴った「藤岡屋日記」から。これはすごく大部なものだけれど、一部が刊本で読めるらしい。で、「これ作ってると、赤穂義士伝になっちゃう」とのことで。喬太郎さんに敬意を表して(笑)、吉良と浅野内匠頭がアヤシイ関係説もあったりして(←カマ手本忠臣蔵by喬太郎)。

喬太郎さんの「稲葉さんの大冒険」は、タイトルだけは知ってたけど、初めて聞いた。三遊亭円丈作。判で押したような生活のサラリーマン稲葉さんが、帰宅の駅で配ってたキャバクラのティッシュをもらっちゃったことから、それを捨てるために四苦八苦。余計なお世話おじさんも登場して、大爆笑。よくこんな噺つくれるよね。最後、高座から降りてそでに引っ込む時(途中で緞帳が下がって見えなくなるまで)、稲葉さんが松の木を背負ってるポーズで歩いていく、という大サービス。

いつもながら、奈々福さんの力強く気持ちいい声に惚れ惚れ。そして一席目が終わってから、落語のために高座を作り変える間、奈々福&三味線の豊子師匠のお喋りがまた楽しい。心が洗われますわ。

本日の「うなポイント」は「1うな」。さて、次はどうなりますか。9月の予定とのこと。また行かなくちゃ。

今回は、市楽くんの会などでご一緒した方々と4人で見に行った。会場で、古くからの落語友に会ったり、同行者の同僚(編集者)に会ったり、妙に知人率が高かったなー。

 

| | コメント (0)

2020.02.01

中村歌右衛門!

1月31日(金) 「六世 中村歌右衛門展」 於・世田谷文学館(4月5日まで)

45305f24e5204d5d82ab1408cde396e8

夜は紀尾井ホールに行く予定で、その前に最初は東京都現代美術館・つくる、に行こうと思ってたんだけど、東京西部の我が家からはちょっと行きづらいルートになっちゃう。どうしようかな、と思ってる時に、こちらを見つけて、いそいそ。なんたって地元駅から、文学館のある芦花公園駅までは10分少々ですもん。ま、駅から少し歩くけれども。

9cb46b76175e4336b841ef43162dc4da

平日の夕方。でも、ふだん18時まで開館、というのは嬉しいよ。そして、ゆったりのんびり、見応えのある展示を見ることがでみてよかった。

たくさんの写真資料や、衣裳(八ツ橋や揚巻の)、楽器(阿古屋の!)、公演パンフレット、台本書抜、ご本人の手になる絵画、三島はじめ文学者(文豪と呼ぶにふさわしい方々)の原稿、楽屋再現、などなど、いやー、すごかった。

そもそも私は最晩年の歌右衛門しか知らないので、若い頃の美しさにもほーっ。言っちゃなんだけど、私の中では平家蟹とか良弁杉とかの記憶しかないの、これだってテレビからかなぁ。

たっぷり見たんだけど、つい図録も買っちゃって、家でそれを見てるとまた実物を見たくなるという……。地の利があるから、ほんとに行くかもね。

 

 

| | コメント (0)

« 2020年1月 | トップページ | 2020年3月 »