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2020.02.09

唐十郎作品を見る

2月7日(金)  「少女仮面」19:00〜   於・シアタートラム(K列4番)

作/唐十郎  演出+美術/杉原邦生  出演/若村麻由美、木﨑ゆりあ、大西多摩恵、大堀こういち ほか

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 若村麻由美は好きなんだけど、唐十郎の作品ねぇ……と思ってて、それでも見ることにしたのは演出が杉原邦生だから。ちょうど12月にKAATでグリークスを見た勢いで予約したのだと思う。もう2ヶ月も前のことだから、その辺のことはすっかり忘れてて、アフタートークの日ということも失念してた。お芝居自体は100分。

 いやー、アンダーグラウンド、ですわよ。宝塚・春日野八千代、喫茶「肉体」、演芸場の腹話術師、地下鉄工事、満鉄、甘粕、エトセトラ。その中で、麗人春日野の若村麻由美のキリリとした姿よ。というか、彼女でなければ成立しない、と思わせる。それと、喫茶店の意味不明なマスター、大堀こういちのいかがわしさ。そんな混沌を、オシャレな街(でいいよね、三茶)の、すました劇場で見てることの可笑しさもあったかな。

アフタートークは、いま舞台を終えたばかりの若村麻由美が衣装のままで。それと演出の杉原邦生。こちらは、「オグリ」の演出をしている博多からこの日帰ってきたところとのこと。進行が大堀こういち。

そもそもは、若村麻由美で(シアタートラムで)何か、というオファーに対して、杉原が出したのが、1969年初演のこの「少女仮面」だったとのこと。50年前の作品だけれど、今やることの意味が当然あって、大きなテーマである存在ー非存在、アイデンティティなど、今の方がむしろリアリティがあるのでは、と。

それに対して、若村さんは、えー?まさか、というのが最初だったらしい。「唐十郎作品を、新劇の女優が、公共劇場で⁉︎」という言葉に実感が籠ってた。そして作品も幕が開いてからもずんずん変化してってる、とのことでした。

少女仮面、若村さんのラストあたりのセリフに、突然、萬斎さんを感じちゃって、あらあら、と思ってたら、カーテンコールのお辞儀なんかも、若干、(勝手に)萬斎風味を受け取っちゃった。

何度も(彼女のライフワークの平家物語や、子午線の祀りなど)共演してるし、そもそもパブリックシアター/トラムだし、その子午線の祀りの再演が発表されたばかりのタイミングだし……いろいろ思い起こしちゃう要素はあったのよね。

 

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