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2020年3月

2020.03.31

3月の雪、の記録

3月31日(火)

中村歌右衛門の命日、2001年3月31日には、満開の桜に雪が降り、夜は月が出たのですってね。

今年は3月29日に、朝から雪が降って、あっという間に積もったのでした。

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↑ 朝8時20分ごろ。目が覚めて外を見た時(7時ごろ)は「なんだ、雪降ってない」だったのに、あっという間に積もり始めた。

 

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↑ 11時20分ごろ

 

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↑ 16時45分くらい。午後になってパッと雪が止んだら、どんどん溶けていったわねー。

 

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↑ 翌30日の朝。屋根にすこーし雪が残ってた。

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2020.03.28

湯島駅から鈴本まで歩いてみる

3月24日(火) 「鈴本演芸場 3月下席 昼の部」17:20〜

(壽 真打昇進襲名披露興行)

わん丈・寄合酒、太神楽(翁家社中)、玉の輔・紙入れ、圓丈・落語アンケート、漫才(にゃん子・金魚)、市馬・時そば、馬風・漫談(美空ひばりメドレー)、ものまね(小猫)、さん喬・天狗裁きーー仲入りーー浮世節(橘之助)、正蔵・松山鏡、一朝・鮑のし、紙切り(正楽)、柳勢・甲府ぃ

府中市美術館から府中駅(特急停車駅)に出たのは、鈴本に行く予定があったから。所用で千駄木に立ち寄り、初めて湯島駅から鈴本まで歩いてみた。わりと近いのね。お天気がいい日はてくてく歩くのもいい感じ。

 さて、柳勢師のトリも2回目。見てる私も初日ほどの緊張感はない。色物の皆さんは、前回と少しずつ違うネタ。たとえば太神楽だと、五階茶碗ではなくて傘回しだったり、漫才の金魚ちゃんはお客さんから差し出されたバナナをまるまる1本食べちゃったり(笑って見てたけどそう好きじゃないかな。渡す方がどうかと思う)。

それはともかく。落語としてはトリに行くまでに、市馬、さん喬、正蔵、一朝と、古典を満喫。圓丈、馬風のほぼ漫談(馬風は歌ったんだけど)が寄席だなあと思う。

口上は下手から、玉の輔(司会)、馬風、柳勢、市馬、正蔵。この口上の場でも馬風からいじられる、元こぶ平の正蔵さん。でも、ご自分の惣領弟子が真打になった時のことを語って、極めて真面目な正蔵でありました。だいぶヨボヨボな(失礼!足元がおぼつかないので口上は関係ない)馬風だけど、落語協会最高顧問の肩書は伊達じゃない。おおらかさ、暖かさは、さすがと思う。

で、新真打のネタは「甲府ぃ」。これも、寄席で聞くとまた格別、という感じ。他愛ないけど、真っすぐな頑張り屋さんの、後味のいい噺。市馬の弟子よね、と思う。

この披露興行も、28、29日は休席となってしまった。晴れの門出、この日が初日だった方(やファン)は、どんなに残念だったでしょう。ずーっと後に、あの時は、と笑って言える大看板になってください。

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↑ この日の追い出し、入船亭扇ぱいくん。21日の客席アナウンス(および内幸町ホールでの前説)がいやに上手と思ったら、元アナウンサーらしい。ほんとにいろんな人がいるわねぇ。

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2020.03.24

昼は府中へ

3月24日(火)「ふつうの系譜」展  於・府中市美術館(5月10日まで)

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この前、府中の森公園に来たのはちょうど1ヵ月前の2月24日。梅が満開だった。そして、今は桜!  一気に花開いたけど、もう少しもってくれるといいな。

そして、毎年春のお楽しみ。府中市美術館は、「奇想」ではなく「ふつう」の系譜。土佐派、狩野派、応挙など、美術史のメインストリームを俯瞰する、とのこと。あちこちの美術館・博物館が閉まっている中、頑張って開館しています。

 

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↑ 府中のミュージアムショップ、大好き。うっかりインド更紗の袋を買ってしまった。持ち手や内ポケットも凝ってる割に安かった。

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美術館に行くときは東府中駅から歩いたけど、帰りは「ちゅうバス」で府中駅へ。

 

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2020.03.23

賑々しく、真打昇進披露

3月21日(土) 「鈴本演芸場 3月下席 夜の部」17:20〜

(壽 真打昇進襲名披露興行)

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↑ 鈴本入口の幟と、客席前方(舞台の左右の壁に同じ物)の提灯。10日間のうち、5人の新真打が2日ずつトリを取る。

花ごめ・出来心、太神楽曲芸(翁家社中)、玉の輔・宗論、若圓歌・西行、漫才(にゃん子・金魚)、市馬・長屋の花見、馬風(漫談)、ものまね(小猫)、三三・元犬ーー仲入りーー〈口上〉、浮世節(橘之助)、小さん・親子酒、花緑・つる、紙切り(正楽)、柳勢・粗忽の使者

長らく大阪で、市馬・喬太郎二人会を主催していたSさんも駆けつけて、女3人、並んで真打昇進披露の「大初日」の席に座る。席に着くまでにも、モギリの先、エスカレーターまでにはズラリ祝い花のスタンドが華やかだし、ロビーでは襲名グッズも売られている。

新型コロナウイルス禍の中でも、無事にお披露目ができて本当に良かった。今日をスタートに50日間どうぞご無事で。

もっとも、土曜日の、初日の、好天の中でも、満席というわけにはいかないのが、にっくきコロナめ、なのですが……。

番組は、色物の師匠方がみなさん、お祝い感を打ち出して、やっぱり全体にウキウキした雰囲気。

披露口上は、下手から、玉の輔(司会)、三三、柳勢、市馬、小さん、馬風。今席の交互出演(さん喬師匠との)の三三、代演(正蔵師匠の)小さんが入って、ほんとに柳家勢揃いの趣。緞帳が上がってから暫く拍手が鳴り止まず、柳勢師も感激の面持ち。独特の高揚感に溢れてました。それぞれの口上は、結構まじめだったり、でも少しふざけてたりだけれど、温かい気持ちがいっぱいで素直に「いいもんだなー」と。市馬師匠は、ちょうど15年前、この鈴本の前で待っていて弟子入り志願をしたことから話し始めて……。Sさんと私は( ;  ; )

真打としての初めてのトリは、「粗忽の使者」で来ましたか。毎度バカバカしい、寄席らしい噺だわね。明るいキャラにぴったり。さて、ここからがほんとのスタート。頑張れ。

 

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2020.03.21

上野のお山へ

3月21日(土)

 落語協会の「真打昇進披露興行」本日、上野・鈴本演芸場よりスタート!

 市馬師匠に初めての弟子(市楽改メ、六代目玉屋柳勢)が来たところから知っている3人で、初日を祝う。まずは上野公園に繰り出してお花見。思った以上の人出にびっくりだけど、自分もその中の一人だからねー。

 その鈴本については別項にて。上野の桜を愛でた数時間後に、市馬師匠の「長屋の花見」。長屋の面々も、上野に「オチャケ」とぽりぽり音のする卵焼きと蒲鉾持参で、出かけたのでした。

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2020.03.18

鳩居堂へ

3月18日(水)

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↑ 鳩居堂、1階は覗いても、あのビル自体には用がないから、こういう会社が入ってるのか、とびっくりしてしまう。

 で、今日も書道展の当番でした。何しろ下っ端もいいところなので、せっせと通う。明日は仕事だけどねー。

 銀座通りを歩いていたら、「民衆の歌」を流してる車に遭遇。街宣車というには可愛い、バン・タイプの車。「中國 自由民主」と書いてあったように思う。一度だけじゃなく聞こえてたから、ぐるぐる流してるのかしら。

 

 

 

 

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2020.03.17

きらめく星座、2009年から4回目

3月15日(日)「きらめく星座」13;00〜  於・紀伊國屋サザンシアター(20列13番)

(こまつ座 第131回公演)

作/井上ひさし 演出/栗山民也 出演/久保酎吉、松岡依都美、高橋光臣、瀬戸さおり、粟野史浩、大鷹明良、木村靖司ほか

ほんとは土曜日に見るはずだった本多劇場「十二夜」が中止になって、どんよりしてたので、安く見られるこまつ座に行くことにした。この日が東京の千秋楽だったからか、客席はかなり埋まってました。そんな日でも安く見られたのはありがたい(というか、よっぽどじゃないと、こまつ座は定価で見てないね、私)。

 今回、見なくてもいいかな、と思ってたのは、2009年からすでに3回見ていたから。特に前2回はほぼ同じキャストだったし(秋山菜津子、山西惇、木場勝己)。でも!意外なくらい今度のキャストが面白くて、見てよかったー!でした。ちなみに、秋山菜津子→松岡依都美、山西惇→粟野史浩、木場勝己→大鷹明良、田代万里生→高橋光臣、深谷美歩→瀬戸さおり(瀬戸さおりって、瀬戸康史の妹だったのー⁉︎)。で、変わらないオデオン堂の店主・久保酎吉に、憲兵の木村靖司。

 今回の役者の方がよかった、ということではなくて、演じる人が変わるとその芝居の場の空気が違ってくるんだな、というのを実感したから。特にオデオン堂の後妻ふじと、傷痍軍人の源次郎にそれを感じた。秋山菜津子は強さが前面に出る(おきゃんな感じも)。一方、松岡依都美だと、ふんわりおっかさんな雰囲気、とかね。

 ストーリー的には、やっぱり最初の方は説明くさいなどと毎回感じてたり、同じところで泣かされちゃったり。一方、今までどうしても劇中の日付にとらわれてたのが、そうでもなくなってて、これはいい傾向(笑)。

ところでこの作品の初演は1985年だったという。当時のキャストはまだ戦争を知っている世代だった。そして今、すっかり戦争を知らず、だからといって「平和」を謳歌しているのでは決してない。むしろ、戦争の影に怯えている、と言えるのかもしれない。

 

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2020.03.16

明日から!

3月16日(月)

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すっかりお知らせするのを忘れてましたが、一門の書道展を、明日から予定通り開催します。22日まで、銀座・鳩居堂画廊にて。今年は先生の一周忌ということもあって、3階・玉青会展、4階・小山やす子遺墨展です。

あまり出歩いたりしないかなー、な昨今ですが、銀座にお出かけの機会があれば、お立ち寄り下さい。私もその他大勢の中に出品してるんですが、どんな風になってるか全く見てないので、どきどき。

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2020.03.15

いま観劇できる幸せ

3月13日(金) 「その鉄塔に男たちはいるという+(プラス)」19:00〜  於・吉祥寺シアター(G列15)

作・演出/土田英生  出演/①渡辺啓太、石丸奈菜美、立川茜、高橋明日香  ②奥村泰彦、尾方宣久、水沼健、土田英生、金替康博

 先日、ここに「上演します」ハガキを載せた、MONOの舞台、無事に初日の幕が開きました。これ、MONO30周年記念だしね。劇場での滞在時間をできるだけ短くするために、開場は開演の15分前に変更になってた。この日は暖かだったから、外のベンチ(結構たくさんある)に座って待ってたけど、今日みたいに寒い日はどうしただろう。そして、入ったところにアルコール消毒液は置いてあっても、特に促されるわけでもなく。このあたり、先に市楽くんの落語会で経験した徹底ぶりとはちょっと違うな、と。

 でも、客席に座ると、いま見られることの喜びがじわじわと。もうねぇ、回遊するマグロじゃないけど、これを止められたら何して生きていけばいいの?ですわ。

 さてお芝居は……。そもそも「その鉄塔に男たちはいるという」は22年前に上演されたものという。それを当時のメンバーで上演して(②)、その前に、去年MONOに加わった4人による別の話①を加えてある。……ということも全く知らず、キャスト表に①②とあるのは何かなー、あれ?休憩があるのか、なんて思ってた。

 ①②ともに、場所は同じ、どこか外国(アジアでしょう)の田舎の鉄塔の上。①はそこに旅行に来た女性と兄夫婦、そして女性の友人(現地に住んでいる)。夫婦、兄妹、兄嫁と妹、友人……さまざまな立場での、ありがちなすれ違いや、だんだん歯車のずれていく会話。人間関係のみならず、いま旅行に来ている場所の批判(電車が遅れる、タクシーがない、無愛想エトセトラ)や、ろくに調べもしないで旅行に来てることなど、あるある満載だった。

 その鉄塔には、50年前の内戦の跡があるんだけど、彼らの10歳の息子ハルノスケが生きている間くらいは、戦争なんて無縁だよね、という言葉にえっ⁉︎

  ②は軍隊の慰問から逃げ出してきたパントマイムのグループ4人。その中の一人が、ハルノスケという名で……というところで、あっ、①から続いてるのか。ハルノスケには10歳だったかの娘がいるから、それくらいの時間が経過している、ということ。ハルノスケはパントマイムに熱中してるとか、怖がりとか、①で語られてたのは、これね、と。彼らはリーダーと事務所の人を残して、その慰問先から脱走してきたらしい。4人の性格の違いから起こるあれこれが、また、あるあると思わせるんだなー。

 そこへ、兵士が一人やって来て、実は彼も脱走したのだとわかり、なぜかグループの仲間になってパントマイムもやってみたりする。味方の隊が鉄塔の下に現れ、彼ら5人が鉄塔の上で、(覚悟して)ネタを披露している時に暗転、そして機関銃の音。

 一つ一つは身近な、覚えのある感覚で、そこに笑いもいっぱいあるのに、求められることから外れたとき……。いやー、これきっと22年前より怖い話になってると思うよ。

 

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2020.03.13

ご近所さんぽ

3月13日(金)

家族で書き込んで使っているカレンダー(予定表)は、取り消しの二重線だらけ。リタイアしてる夫も、3月はなんだかんだ予定が入ってたんだけど(年度末の予算消化かな)、ほとんどゼロに。……ということは、家の中で、ろくに歩いてもいないんでは!  こんなことでは新型コロナにやられる前に、運動機能の低下でどうにかなっちゃうよ。

 ということで、天気のいい日は歩けーー。幸い、近くに手頃な場所があって、適度に坂道だし、行かない手はありません。

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まずは深大寺。4月に予定されていた、元三大師像の特別開帳は10月に延期になったけど、ま、お寺はいつも通り。魔除けのお札じゃなくて、ステッカーを買ってきた。左を玄関の外に、右のを玄関の内側に貼るのだそう。

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深大寺から、神代植物公園へ。正門じゃなくて深大寺門から入る。この前は梅の時に来たんだったわね。芝生広場でのんびりしてる家族づれなど、穏やかなお天気の下、のどかな風景。ソメイヨシノはまだまだだけども、ヒガンザクラや神代曙は開花してました。ばら園では、すっかり剪定されて開花の時期に備える、という感じ。売店でついつい、桜のシューアイスを食べちゃった。ほかに薔薇と宇治抹茶があった(ヒロタ製)。

家に籠ってもくさくさするし、出歩いてやるー、という気分。

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2020.03.12

ジャーナリストが撮った映画

3月11日(水) 「わたしは分断を許さない」12:30〜  於・ポレポレ東中野

監督・撮影・編集・ナレーション/堀潤  (2020/日本/105分)

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 かつてNHKのアナウンサーだった堀潤氏(初任地は岡山!)、今はジャーナリストとして飛び回り発信している。そんな彼が「分断」の最前線を取材してまとめた映画。

 冒頭に登場するのは香港のデモ隊と警察の衝突。中国に対する抗議といっても、実際に対峙しているのは香港の警官。激しい衝突が起こった日のフィルムには、発砲を受けて倒れる青年2人。そしてデモ隊が道路を封鎖したことを怒っていたタクシー運転手が、拍手する姿が捉えられている。

 香港のほかにも、そんな分断の現場として、ガザ、シリア、福島、沖縄、北朝鮮に取材している。ちょうど3月11日、福島の分断は、「生業訴訟」の原告の姿を通して伝えられる。

 場所があちこちしたり、こちらに知識がなかったりで、ついていくのが大変な部分も。テレビのドキュメンタリーほどゆっくり見てられない、みたいな。という意味では、もっと焦点を絞った方が……とも思うけど、そこがジャーナリスト、なんでしょうか。

このポレポレ東中野からスタートして、順次全国公開。私が見た回も終わってから堀氏の舞台挨拶というか、トークがあった。終了後にはパンフ&著書へのサイン会も行われてたけど、そちらは遠慮。ちょうど2時半過ぎに終わったから、映画館でグズグズして46分に黙祷。9年たった、そして10年目の始まりの日はこんな風だったのでした。

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2020.03.11

進むも退くも苦難の道

3月11日(水)

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 昨日、吉祥寺シアターから届いたハガキ。

武蔵野文化事業団では、3月17日までの各施設の閉館を決めていた(さらに10日程度、という首相の発表がある前)。が、13日初日のMONO公演は吉祥寺シアターで予定通り行う、ということでお知らせが来た。

これを受け取ったまさにその日、自粛の延長が求められる事態となり、今日は一段とぐったりな公演延期や中止の報が飛び交った。あーー、こちらも、ここに至るまでにどれだけの討議が重ねられたか、そしてさらに重い事態となっているのよね。宝塚も、一度幕が開いたのに……という状況で、公演を行うことに対する苦情もけっこうあるらしいと聞く。

明確な根拠や、それに基づく期間などが示されず、ただ振り回されて「自粛しろ」という声に飲み込まれていってるの、とても嫌だ。こういう波状攻撃がとても応えるんだよ。

本多劇場「十二夜」は、今日、中止が決定しました。残念。これは土曜日に行く予定だったの。ため息しか出ないわ。

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2020.03.09

ナショナル・シアター・ライブを見る

3月7日(土)「リーマン・トリロジー」13:00〜 於・シネ・リーブル池袋

(ナショナル・シアター・ライブ)

作/ステファノ・マッシーニ 演出/サム・メンデス 出演/アダム・ゴトリー(三男メイヤー)、サイモン・ラッセル(長男ヘンリー)、ベン・マイルズ(次男エマニュエル) // ピカデリー劇場(ロンドン)にて上演、休憩込み221分

 シネ・リーブルにてアンコール上映。これ、封切り(でいいのか?)当時、すっごく評判がよくて見に行きたかったんだけど時間が合わず断念してた(期間が短すぎる)。それを今やってくれるなんて、ありがたや。土曜日の午後、シネ・リーブルは満席に近いようでした。

 1844年、リーマン家の長男がバイエルンからアメリカに着いた。商売を始めて弟たちも呼び、リーマン・ブラザーズ・コットン創設。そこからNY 進出、投資銀行などに拡大していって2008年に終焉を迎えるまで。シンプルなガラスの箱のような舞台装置(回転する)に、出演者は3人だけ。同じ衣装のままで、妻や息子や、よその赤ん坊(実は長じて会社で重要な役をなす)まで演じる芸達者ぶり。

リーマン家はユダヤ系なので、長男が若くして亡くなった時の喪の儀礼は、それに厳密に従うものだった。それが代がかわるにつれて簡略化していき、やがては全く顧みられなくなった、などという挿話がやけに心に残る。

笑いも結構ふんだん。そしてこの時代のアメリカ=南北戦争の激動、1929年の暗黒の木曜日などなど、ダイナミックな流れの中での、リーマン一族。いやーー、面白かったなぁ。2回の休憩込みで221分とのことだけど、感覚的には2時間くらい。脚本も役者も音楽(ピアノ)も良かった。映画館の大きなスクリーンで見るからこそのワクワク。生で見たらどんなかなー。 

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2020.03.07

こんなご時世だけど、落語会!

3月6日(金) 「披露目の支度 4」19:00〜 於・内幸町ホール

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ご挨拶(市楽)ー市坊・寄合酒、市楽・四段目、市馬・花見の仇討ーー仲入りーー市楽・夜鷹そば屋

 今月21日からの真打昇進披露興行を控える市楽くん(六代目玉屋柳勢を襲名)、ベテラン真打の胸を借りる「支度」の会も最終回となった。となれば、もちろん自分の師匠の登場でしょう! 市馬師匠にとっては一番弟子ですもんね。2005年の春に弟子入り。

しかーし、荒れ狂う新型コロナウイルス騒ぎに気が気ではなかったことでしょう。落語会も公共ホールでの公演を筆頭に、中止が相次いでいる。内幸町ホール、千代田区立じゃなかったっけ。よく閉めなかったわね。本人も悩んだようだけれども、万全の対策をとって決行となりました。当日券ナシだったのは、後ろの2列を「密着状態が不安な人向けに」開放するためだったと思うし、マスクが手に入らないという人には、噺家の手拭いでマスクを作って配布(余ってたからもらったよ)。

こういう時に集まった奇特な人って、聞く気十分だからさー。客席は集中してるし、それに応えて演者も持てる力をフルに発揮、というところ。市楽くん、得意の歌舞伎ネタを師匠の前でかけて、やっぱり「胸を借りる会」だわね。2席目の「夜鷹そば屋」は、雲助師匠に習った大好きな噺らしいけど、前に聞いた時よりうんと良くなってた。すっきり聴かせる人情噺がやっぱりこの師匠にして、という気がした。

市馬師匠もあまりあれこれ言わないで、すっと噺に入った。15年前より髪が短くなって白髪も、というところに歳月を感じるなあ。師匠にとっても激動の時だったでしょうねぇ(まさか落語協会の会長になるとは!ー)。「花見の仇討」が聞けて、幸せでした。

都内の各寄席は、営業を続けてるから、きっと大丈夫と思うけど、真打披露興行、皆さんよろしくね。

3月21日〜 30日*鈴本演芸場(夜)、4月1日〜10日*新宿末廣亭(夜)、4月11日〜20日*浅草演芸ホール(昼)、4月21日〜 30日*池袋演芸場(昼)、5月11日〜20日*国立演芸場(昼)。各寄席、5人の新真打が2日ずつトリを取る。

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2020.03.03

新宿でナウシカ映画を見る

3月3日(火) 「風の谷のナウシカ  ディレイビューイング 後編」11:00〜  於・新宿ピカデリー

 ほんとだったら、今日は国立劇場 小劇場に、菊之助を見に行ってたはず。それがナシになっちゃったから、代わりに行くなら、ナウシカしかないよね、というわけで……。東劇、新宿ピカデリーともに11時開始だから、んじゃあ新宿ね、と。前編と同じくネット購入、dポイント払い、QRコード発券にて。

 歌舞伎座で見た時は、2列目のセンターだったから、映画で、花道を駆ける役者を見るととても新鮮。場面はよーく覚えてるところと、ハテ?というところと。全体を通して、巳之助の2役(ミラルパと兄ナムリス)がよくわかってなかったので、そこがスッキリできたかな。いや、そもそもちょっと気持ちの悪い役だったので、頭が拒否した部分もあったかも。ごめんね。

 このところ、休演情報が相次いで、私自身が思っていた以上にダメージを受けていたのかな、と思う部分もあり、普段だったらそこまでではないと思うのに、しばしば涙しちゃったよ。……まったく、昨日と同じ今日はありえないのよねぇ。

 菊之助ナウシカが、王蟲の抜け殻の目を持って踊る場面、舞台ではワクワク楽しんだのに、映画だとちょっと退屈してしまった。その辺りが、生の舞台との違いなのかな。でも、ラスト、墓の主とオーマの精(歌昇・右近)の対決場面などは大迫力で堪能。2人だけでなく、それぞれの群舞としても楽しめた。そして音楽の迫力も!

 舞台を見たときには、世の中がこんなになってるなんて想像もしなかったな。新型コロナウイルス写真を彷彿とさせるような映像(ほんらいは美しいはずなのに)とか、そもそものストーリーとか。

 出歩かないと足が鈍るし、気晴らししなくちゃねー。

 

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2020.03.02

朗読+雅楽+薩摩琵琶

2月24日(月)「琵琶絵巻 朗読楽  天守物語」14:00〜  於・府中の森芸術劇場ふるさとホール

原作/泉鏡花  演出/陰山泰  出演/篠井英介(天守夫人富姫)、陰山泰(語り/薄/桃六)、小川ゲン(亀姫/図書之助)  //雅楽…稲葉明徳、薩摩琵琶…友吉鶴心

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プレトーク(稲葉、友吉)、朗読「天守物語」、アフタートーク(全員)

 うらうらと気持ちのいい休日(振替休日)、府中まで。少し早めに家を出て、府中の森公園で梅の花を眺めてた。道を挟んで隣にある自衛隊の施設の塀沿いには、オオイヌノフグリが咲いてるし、春だなぁ、でした。

 この公演を見つけた時は、わーい篠井さん!府中‼︎と大喜び。仕事も入ってなかったからほんとにラッキーでした(そして、日程がもう少し後だったら休演の憂き目を見ていたでしょう)。正直なところ、篠井さんと陰山さんにしか関心はなかったわね。

……が、プレトークがとても興味深くて。雅楽演奏者といっても、主に笛の稲葉さん。まず、篳篥、龍笛、笙、竿(う)を一つずつ吹いてその音を聞かせて下さった。へぇぇ、へぇぇ、の連続。竿(う)は、笙より一回りというか一オクターブ大きい(低い)もので、温めるのにカイロが巻かれてました! 演奏ブースには他にもいかにも雅楽、な打楽器が置かれていて、朗読時にはそちらも演奏。薩摩琵琶の友吉さんは、琵琶という楽器の種類から始まり、奏法などを。近代琵琶、とおっしゃってました。お二人とも話が面白くていいコンビ、という感じ。

朗読は、最初から読み手の3人がいるわけではなくて、順次、出てくる。図書之助が追われて駆け上がって来るときには客席通路から登場、など。中央〜下手寄りに椅子が3脚おかれていて、そこに座って読む。上手側が演奏スペース。読み手はそれぞれに黒の上下。女性を読む時に、白の長いストールを巻いていた。背後に、獅子頭が映し出されたりはするけれど、基本的には生の声と音楽のみ。読み手も明瞭にしっかり読むので、陰山さんの薄など声を作ってるわけではなくても、違和感がない。全く知らなかった若い小川ゲンくんも、声の若々しさが際立って、亀姫/図書之助がとても生き生きしてた。

そして、音楽‼︎  アフタートークの時に「(朗読の)この部分で入る、というくらいしか決めていない」と仰ってた通り、ジャズのようなノリというか高揚感があった。それでいて、つい音楽に頭がいっちゃう、ということもなくて。

アフタートークでは、これを始めたきっかけ(陰山さんと友吉さんで「何かやりたいね」という話から)などのお話の他に、事前に観客から質問を受け付けていたそうで(知らなかった)、それに答える形で。全体の進行は陰山さんだったのだけれど、集まった質問に律儀に全部答えて(答えさせて)いて、「時間ですよ」の合図を2回無視。どこぞの総理大臣に爪の垢を(ゴホン)……。

刺激的でとても面白い公演だった。俳優はもとより、雅楽の稲葉さん(大河ドラマなどでも演奏しているらしい)、薩摩琵琶の友吉さんのお名前もしっかり覚えたから、また次の機会を楽しみにしている。

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2020.03.01

気を取り直して3月!

3月1日(日)

 さてさて、なんだかもうワチャワチャの日々が過ぎて(はや2020年の1/6が過ぎた!)、3月ですわよ。結局、すっごく寒くなる日がないまま、ほんとに春が来るんでしょうか。こんな調子では、夏には40度超えが普通なのでは、と恐ろしくもあり……。

 本来なら今週は、国立劇場の義経千本桜、AプロとBプロを見るはずだったけど、それがナシになった。他には、6日の落語会は頑張って開催予定とのことなので、応援の意味も込めて出かける。あと、11日以降に不安な公演が何本かあって、落ち着かないのではある。でも、これだけですんだのは傷が浅かった、のかなぁ。

 個人的にとても残念なのは、日生劇場「天保十二年のシェイクスピア」。これ、すっごく良かったので、オケピの管理人チケットで28日マチネを確保してたんだけど、その日から休演になってしまって、それでブログも書く気が起こらなかったんだわー。そのチケットは自分で買ったものじゃないから、払い戻しどうすんの?泣き寝入り?と思ってたら、オケピに返送すれば良いとのことで、助かった。

 天保十二年のシェイクスピアは、その後、お客さんがいない状態で収録したそうです。いやはや……。DVD買いますわよ。他にも、一度も上演されないまま、ゲネプロだけで終わりの舞台があったりとか聞くと、ほんとにやるせない。

 でも、とにかく元気ださないとね。

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