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2020.03.02

朗読+雅楽+薩摩琵琶

2月24日(月)「琵琶絵巻 朗読楽  天守物語」14:00〜  於・府中の森芸術劇場ふるさとホール

原作/泉鏡花  演出/陰山泰  出演/篠井英介(天守夫人富姫)、陰山泰(語り/薄/桃六)、小川ゲン(亀姫/図書之助)  //雅楽…稲葉明徳、薩摩琵琶…友吉鶴心

219b6bef2b04453f9dcd83f82ff7916e←チラシ、パンフ

プレトーク(稲葉、友吉)、朗読「天守物語」、アフタートーク(全員)

 うらうらと気持ちのいい休日(振替休日)、府中まで。少し早めに家を出て、府中の森公園で梅の花を眺めてた。道を挟んで隣にある自衛隊の施設の塀沿いには、オオイヌノフグリが咲いてるし、春だなぁ、でした。

 この公演を見つけた時は、わーい篠井さん!府中‼︎と大喜び。仕事も入ってなかったからほんとにラッキーでした(そして、日程がもう少し後だったら休演の憂き目を見ていたでしょう)。正直なところ、篠井さんと陰山さんにしか関心はなかったわね。

……が、プレトークがとても興味深くて。雅楽演奏者といっても、主に笛の稲葉さん。まず、篳篥、龍笛、笙、竿(う)を一つずつ吹いてその音を聞かせて下さった。へぇぇ、へぇぇ、の連続。竿(う)は、笙より一回りというか一オクターブ大きい(低い)もので、温めるのにカイロが巻かれてました! 演奏ブースには他にもいかにも雅楽、な打楽器が置かれていて、朗読時にはそちらも演奏。薩摩琵琶の友吉さんは、琵琶という楽器の種類から始まり、奏法などを。近代琵琶、とおっしゃってました。お二人とも話が面白くていいコンビ、という感じ。

朗読は、最初から読み手の3人がいるわけではなくて、順次、出てくる。図書之助が追われて駆け上がって来るときには客席通路から登場、など。中央〜下手寄りに椅子が3脚おかれていて、そこに座って読む。上手側が演奏スペース。読み手はそれぞれに黒の上下。女性を読む時に、白の長いストールを巻いていた。背後に、獅子頭が映し出されたりはするけれど、基本的には生の声と音楽のみ。読み手も明瞭にしっかり読むので、陰山さんの薄など声を作ってるわけではなくても、違和感がない。全く知らなかった若い小川ゲンくんも、声の若々しさが際立って、亀姫/図書之助がとても生き生きしてた。

そして、音楽‼︎  アフタートークの時に「(朗読の)この部分で入る、というくらいしか決めていない」と仰ってた通り、ジャズのようなノリというか高揚感があった。それでいて、つい音楽に頭がいっちゃう、ということもなくて。

アフタートークでは、これを始めたきっかけ(陰山さんと友吉さんで「何かやりたいね」という話から)などのお話の他に、事前に観客から質問を受け付けていたそうで(知らなかった)、それに答える形で。全体の進行は陰山さんだったのだけれど、集まった質問に律儀に全部答えて(答えさせて)いて、「時間ですよ」の合図を2回無視。どこぞの総理大臣に爪の垢を(ゴホン)……。

刺激的でとても面白い公演だった。俳優はもとより、雅楽の稲葉さん(大河ドラマなどでも演奏しているらしい)、薩摩琵琶の友吉さんのお名前もしっかり覚えたから、また次の機会を楽しみにしている。

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