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2020.03.09

ナショナル・シアター・ライブを見る

3月7日(土)「リーマン・トリロジー」13:00〜 於・シネ・リーブル池袋

(ナショナル・シアター・ライブ)

作/ステファノ・マッシーニ 演出/サム・メンデス 出演/アダム・ゴトリー(三男メイヤー)、サイモン・ラッセル(長男ヘンリー)、ベン・マイルズ(次男エマニュエル) // ピカデリー劇場(ロンドン)にて上演、休憩込み221分

 シネ・リーブルにてアンコール上映。これ、封切り(でいいのか?)当時、すっごく評判がよくて見に行きたかったんだけど時間が合わず断念してた(期間が短すぎる)。それを今やってくれるなんて、ありがたや。土曜日の午後、シネ・リーブルは満席に近いようでした。

 1844年、リーマン家の長男がバイエルンからアメリカに着いた。商売を始めて弟たちも呼び、リーマン・ブラザーズ・コットン創設。そこからNY 進出、投資銀行などに拡大していって2008年に終焉を迎えるまで。シンプルなガラスの箱のような舞台装置(回転する)に、出演者は3人だけ。同じ衣装のままで、妻や息子や、よその赤ん坊(実は長じて会社で重要な役をなす)まで演じる芸達者ぶり。

リーマン家はユダヤ系なので、長男が若くして亡くなった時の喪の儀礼は、それに厳密に従うものだった。それが代がかわるにつれて簡略化していき、やがては全く顧みられなくなった、などという挿話がやけに心に残る。

笑いも結構ふんだん。そしてこの時代のアメリカ=南北戦争の激動、1929年の暗黒の木曜日などなど、ダイナミックな流れの中での、リーマン一族。いやーー、面白かったなぁ。2回の休憩込みで221分とのことだけど、感覚的には2時間くらい。脚本も役者も音楽(ピアノ)も良かった。映画館の大きなスクリーンで見るからこそのワクワク。生で見たらどんなかなー。 

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演劇」カテゴリの記事

コメント

おもしろかったですよねー、リーマン・トリロジー。
全然長く感じなかったし、集中力も途切れなくて。俳優も脚本も音楽もみんなよかったから、ぜひ生で見たいと思いました。
でも、あれだけ老若男女を兼ねられると、たぶん英語では聞き取れないところが多いと思うので(ディズニー映画とかでしゃべる木とかが苦手)、字幕がないと無理か…と、思ったので、新国立の小川さんあたりに頑張ってもらって国内でやらないかなあって思っちゃいました。で、その場合には誰と誰でやる?とかって妄想が…

投稿: 猫並 | 2020.03.10 21:35

猫並さま

ほんとよかったですよね。ありがとう、シネ・リーブル!です。
私は最初から聞き取ることを放棄していて、雰囲気だけでも、というくらいだったんですが、同じく日本人なら誰が、は考えたんです。「モジョ ミキボー」の記憶が鮮明なので、浅野雅博−石橋徹郎が浮かんだものの(この場合、イモ小僧が浅野さん)、3人目が……。そもそも、膨大な台詞量ですし。

折しも新型コロナ禍で株式が大暴落! あの1929年のウォール街の描写も怖かったです。

投稿: きびだんご | 2020.03.11 00:09

私はあの圧倒的な台詞量に、じゃあ小日向文世、段田安則、浅野和之でどう?と思いつつ、年齢や体型の違う人欲しいなとかキャラ散らしたいとかで、吉田剛太郎あたりを入れるか、柄本明か、なんて妄想したりしてます

投稿: 猫並 | 2020.03.11 13:22

猫並さま

そうそう、浅野和之は欠かせない感じだけれども、とすると浅野・石橋じゃないんだわよね。しばらく妄想して楽しめそう。
エンタメの最後の砦は映画館か、な昨今ですよね。リーマン・トリロジーも続映とのことで、また行きかねない!

投稿: きびだんご | 2020.03.11 20:57

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