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2020.07.15

4カ月ぶりに劇場へ

7月14日(火)  「殺意  ストリップショウ」19:00〜   於・シアタートラム(RD列7)

作/三好十郎  演出/栗山民也  出演/鈴木杏(緑川美沙)、音楽/国広和毅   衣装/前田文子

 やっと!劇場に行ける日がきました。それなのに……数日前から、シアター モリエールで発生したクラスターに関してかまびすしい。こんな状況下で出かけるのは、いくら呑気な私だとて、ちょっとためらわれる部分が。チケ取りをした時には深く考えてなかったけど、「なんでソワレにしちゃったかな」とも思った。でもまあ三軒茶屋だから、混雑している駅などは全く通らずに行けるのはよかった。

 シアタートラムでは、入口にスタッフが待ち構えていて、まず手指消毒、そこには足元に靴裏消毒マットも。いつものモギリ方向へ進む途中にサーモグラフィーがあって無事通過。モギリではチケットを見せて自分でカット。これでやっと客席へ。あ、劇場スタッフは皆さんマスク+フェイスシールド。席の形状も何も確認してなかったけど、舞台奥からまっすぐ伸びる赤い通路?があって、正面席のほかに舞台両側にも席が作ってあった。で、私はその右サイド席。もちろん席は一つとばし。床に荷物を置いてる人にはスタッフが席に置くよう促してたみたい。

とまあ、4カ月ぶりの劇場は、様変わり。開演を待つ間も、お喋りをする人はほとんどおらず、やっぱりかたい空気を感じてしまう。

戦後間もない頃のとあるナイトクラブで最後のステージを終えた美沙が、客に聞かせる自分の人生……鈴木杏ちゃんの衣装が可愛い。(副題がストリップショウだもの)ローズ系のブラと、ちょうちんブルマのような同色のパンツ(おへそバッチリ)に、黒地の着物風のはおりもの(裏はストライプ)。赤っぽいカールした髪(途中でそのカツラを取った後は、ショートカット)。そのかっこうで出ずっぱり、一人っきり、約2時間。声の表情も多彩。とはいえ、そこは彼女の個性か、硬質というのかそれほど色気は感じさせなくて、むしろアスリートっぽい。なんか、こちらも2時間伴走したような気になるくらい。

この公演は、まず三好十郎の作だから見にいこうと思ったのかもしれない。殺意というタイトルが示す相手の山田教授は、戦中戦後を、左翼からの転向、転転向で、うまく行き抜いてきている学者。その言葉の欺瞞にも、俗物ぶりにも美沙自身が気づいていくんだなー。

なんにしても、観劇復帰の第一作は、けっこうガツンときたのでした。

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