文化・芸術

2020.02.03

出雲・大和→ロシア

2月1日(土) 「特別展  出雲と大和」於・東京国立博物館 平成館(3月8日まで)

971e42d09841434fa8796b430dda21d2

 日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」。

これは少し地味だからか、それほど混んではいないらしかったけど、でもゆっくり見たいしと、夜間開館の土曜に出かけた。日本書紀(神代巻/鎌倉時代/天理図書館蔵)はコンセプトからも、外せないでしょう。

 個人的には目玉は……出雲大社の心御柱、宇豆柱とか、巨大さがよくわかるものや、教科書でおなじみ七支刀とか、かしらね。以前、出雲大社と、すぐそばの古代出雲歴史博物館に行った時にも見た、銅鐸や銅剣もドドーンと来てました。いま出品目録を見ると、荒神谷遺跡出土の銅剣168本、同じく銅鐸5個エトセトラ(ほかの遺跡から出土したも銅鐸などもたくさんある)。まあ、並べ方はこれでいいのか、という所もあったけど。

 大和では、久しぶりに藤ノ木古墳関係の物を見たなぁ、というところ。

こういう展覧会は、絵画展よりもうんと時間がかかっちゃって、足が痛くなったよ。

7時ごろに上野を出て、新宿へ。ロシア料理の「スンガリー」をチェックしてはいたけど、予約せずに行ったから(新宿三丁目店)、少し待たされちゃった。でも、あらかじめ時間を決めると、展覧会を見るのが駆け足になったり、というのもイヤだしね。

ペリメニ、ピロシキがもうなくなってて……ボルシチ、ビーフストロガノフなどと、ビール&ジョージアワインを。日本人向きにアレンジしてあるのかも、だけど、美味しかった。

 

| | コメント (2)

2020.01.04

上野で美術館のハシゴ

1月4日(土)

昨日は午後から、のんびり歩いて深大寺へ。好天にも恵まれてずいぶんな人出。お参りの行列には並びませんことよ。

で、本日4日、満を持して上野まで。この「満を持して」というのは要するに「夜間開館」ねらい、ってことね。上野の森美術館のゴッホ展(20時まで)は、会期が13日までとなってしまい混雑必至。他に、東京都美術館の日書展(17時30分まで)も行くから……ゴッホとの間に、トーハクを挟めばいいんだ!と、ルート決定。

☆日書展(東京都美術館)

もともとの先生は去年2月に亡くなられて、今回、黒いリボン付きで旧作展示。その後についた先生に、今回出品した書を指導していただいたんだけども、昨年末に急逝されてしまった。それもニュースになった火事で……。なので、その先生の作品も黒リボンつき。全くなぁ、である。会自体は規模が大きいから、先生は大勢いらっしゃるけど、この後どうするかはまだ未定。

☆特別公開「高御座と御帳台」、「博物館に初もうで  子・鼠・ねずみ」(トーハク)

トーハクの入口は、高御座だけを見る人(無料)と、その他もチケットを買って見る人で、分かれていた。高御座だけの人は首からパスをぶら下げてるんだけど、これ外したら他も見られるんじゃないの?などと、つい良からぬことを考えてしまう。あ、私は年間のメンバーズパスがあるのですっ。

 実は即位礼等、ニュースでチラッと見たくらいで、あんまり真剣には見てないの。だから、「高御座」をどうしても見る!というのではなかった。正直、ゴッホ展のついで。でも、こちらもずいぶんな混雑で今日のお昼は、待ち時間40〜60分の表示。私が行った時には、もう待ち時間はなかったけど、先に長谷川等伯「松林図屏風」や、ネズミ関連の方を見て、さらに人が減るのを待つ作戦(笑)。

「子・鼠・ねずみ」は本館特別1室・2室で。着物が何点か並んでるのを見た時には、へー、ネズミの柄のがあるのか、と思いましたが……そうではなくて、「鼠色」!  なんだよぉと思ってもいいですよね。

81b28c9a03af4422b8ba04c06c68e3c7

↑ 明治時代の拓本掛軸。朝鮮半島・新羅の名将の墓を取り囲む十二の護石に、十二支の頭を持つ文官の神像が刻まれている、その一。原碑は統一新羅(8〜9世紀)

高御座と御帳台も、撮影はできたけど、まあいいか、と撮ってこなかった。入る時、立派なカラー冊子をもらったからそれで十分。こちらも2室に分かれていて、高御座・御帳台の展示とは別に、威儀物(太刀、弓、楯など)や、それらを持つ文官、武官のマネキン&装束なども。平成館でも関連の展示(書や絵など)があったので、そちらも見てきた。

☆ゴッホ展(上野の森美術館)

Ed4a2b36da25453c804a4eafd8c05d59

入ったのは7時過ぎだったかな。入場待ちはなく、入った当初はスイスイ。が、途中からだんだん混んできて、最後の展示室(糸杉、薔薇などがある)では人の頭越しに見る感じに。それでもなんとか見られたからヨシとすべきでしょうね。今回の展示では、オランダ・ハーグ美術館からたくさんの作品が来てる(ハーグ派の画家たち)。ま、ゴッホの「人気の」作品は、クレラー=ミュラー美術館のだったりするけれども。

アムステルダムでゴッホ美術館に行った時、ちょっと時間が足りなかったのが残念だったけど、今回「農民画家としての夢」としてまとめられているような絵を初めて見て、へぇぇと驚いた記憶がよみがえった。

来月、確かどこかで「炎の人」の公演があったなぁ。見にいこうかしらん。

 

 

| | コメント (0)

2019.10.19

麗子といえば

10月18日(金) 「岸田劉生展」於・東京ステーションギャラリー(10月20日まで)

D036ff31cc514caabf4cf0b500625f12

↑やや悪ふざけ?   グッズなど、しりあがり寿によるものがいくつもあった。

岸田劉生といえば、ちょっと不気味にも思える麗子像が有名と思うけど、彼自身は、沢山の麗子像のみならず、肖像画や自画像を数多く残してる、ということを今回初めて知った。

0c541fdd2c784cf0a1afdd5c5c14fdfd

↑チケットにもなってる「麗子肖像(麗子五歳之像)」。記憶の中の麗子像とはちと違う。

没後90年記念の展覧会だったんだね。生涯などもほとんど知らなかったなー。38年(!)の生涯の順を追って、作品が紹介されている。

とにかくはじめのうち肖像画の多さに圧倒された。そして静物画にも心ひかれ(特に冬瓜の色!)、亡くなる直前の、大連の空の青さも記憶に残る。

| | コメント (0)

2019.03.30

へそまがり!日本美術

3月29日(金)  「へそまがり日本美術ー禅画からヘタウマまで」於・府中市美術館

 4bc9fed403c2439fad555d3a616c7394

毎年春には、府中市美術館がなかなか楽しいコンセプトの展覧会を開いてる。ちょうど公園の中を抜けていくので、花見も兼ねていい感じ。あいにく少し肌寒かったけど、出来るだけ人出が少ない時に(行けるものなら)行きたいので。

府中ではあるけれど、わりと注目度は高いようで、メイン・ビジュアルの徳川家光が描いた変なウサギの絵(下の画像・右)のポスターなどはよく見かける。禅画とか大名の絵とか、日本美術なんだしねぇ……くらいの感じで見に行った。そうしたらば、アンリ・ルソーがあったりするので驚く。そうか、ヘタウマ範疇?とかね。

 

1986fca12c0147c4877d2e346850854f

↑出会い頭的にびっくりしたのは、左の絵(これは絵葉書)。スナフキン⁉︎と思って近寄れば、村山槐多の作ですと。18歳の時のもので、府中市美術館蔵。おかげでこの美術展グッズの絵葉書じゃなくて70円で買えましたですよ。これも含めて迫力を感じたのは萬鉄五郎とか小出楢重など、近代の作家のかなぁ。もちろんそれぞれに、綺麗とか楽しいとか、なにこれ?とか、興味は尽きないんだけどもね。

4月14日までが前期で、その後、入れ替えが結構あって5月12日まで。前期の半券を持っていくと、入場料(700円)が半額になるサービス付き。公園の新緑にも惹かれるし、後半も行きたいなぁ。

| | コメント (2)

2019.02.25

夜クラシックを楽しむ

2月22日(金) 「夜クラシック Vol.20」19:30〜 於・文京シビックホール 大ホール(1階15列1番)

出演/山根一仁(ヴァイオリン)、北村朋幹(ピアノ)

 

ドビュッシー「ベルガマスク組曲」より、月の光(夜クラシックテーマ曲)
シマノフスキ「神話ー3つの詩より第1曲『アレトゥーサの泉』」
シューベルト「ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第2番」
バルトーク「ラプソディ第1番」
…………休憩…………
ドヴォルザーク「4つのロマンティックな小品より第1曲」
ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ第3番」
(アンコール)クライスラー「シンコペーション」

 

地元でこういうコンサートをやってくれたらいいのになぁ。若手のヴァイオリンとピアノでゆったりとした週末の夜でした。北村さんは今までに何回か聴く機会があった。山根さんは……初めてかなぁ。

 

トーハクの人出&待ち時間にグッタリした身体が、すっかり癒されました(トーハクはせっかく夜間開館なんだから、当初はこちらをパスして居続けようかとも思ってたけど、とても無理でした)。
ゆったりと静かに曲の世界を堪能。特にシマノフスキの曲は不思議というか面白いというか(ボキャブラリー皆無)、もっと聴いてみたくなった。

 

演奏者自身が曲の紹介をするのだけれど、山根さんはちょっとボソボソ言っててよく聞き取れなかった 北村さんも寡黙なタイプよね。でも、バルトーク以外は孤独な曲、みたいなことを言ってたような。
そうそう、山根さんの立ち姿(演奏する姿ね)がとても美しい。お隣さんはオペラグラス持参でしたわ

| | コメント (0)

2019.01.14

キリスト教文化講演会

1月11日(金) 「キリスト教文学とは何か」19:00〜 於・教文館9階ウェンライトホール

若松英輔✖️山本芳久
キリスト教講義 文学篇

Befca7df8a7e4d36a5e6e2f29b91ec56

たまたま私が見つけたこの講演会のことを、若松氏が主宰する講座を受講している友人に話して、行けたら行く?……なんて言ってたら、問い合わせてくれたその友人がさっさとまとめて予約。素早い。そしたらあっという間に満員になってて、いろいろと驚くことばかりでしたわ。

銀座で軽くお蕎麦を食べて、教文館のナルニア国などを覗いたあと、6時半くらいに会場へ。もう一人、若松講座の人が先に来ていて、すでに2列目に席が取ってあった。

レジメも、若松、山本氏ともに6、7枚。「対談」なのかと思っていたら、アウグスティヌス、ドストエフスキー、遠藤周作、サン=テグジュペリに関して、レジメ資料を引きつつ、それぞれが喋る、というスタイル。
ちょうど発売されたばかりの本「キリスト教講義」も、このスタイルで作られている。今回も録音してたから、この後もあちこちで喋って((NHK文化センター青山のチラシはもらった)、続編を作るんでしょうね。

アウグスティヌスとかドストエフスキーとか、けっこう苦手なんだけども、読んでみようかな、という気にはなったわね。でもその前に、キリスト教についてもうちょっと基本を知った方がいいんじゃないかな、私は、とも思う。

| | コメント (0)

2019.01.13

乃木坂の個性的な本屋さん

1月11日(金)

今日の主目的は、7時から銀座・教文館での「キリスト教講義」の著者2人のトークを聞くこと。なんだけど、せっかく出かけるんだから、と(でも成り行きで)乃木坂・books and modern に行くことに。ここは前に植本一子「フェルメール」のトークを聞いた所。

ビルの2階の小さな書店&ギャラリー。並んでる本のセレクトも個性的で、高野文子の漫画が何冊もあったりする一方、新刊の小説は殆どないみたい。で、壁面にはルート・ブリュックの展示が。


A43a709f24874ad39679df70bdf5dae2

全く知らなかったルート・ブリュックだけど、彼女はフィンランドを代表するセラミックアーティストの一人(1999年没)。ここにも写真だけではなくて、セラミックスの蝶など4点が見られる。微妙な色合いがとても綺麗。

4月27日から東京ステーションギャラリーで展覧会があるとのことで、それに行ってみたいな。「はじめまして、ルート・ブリュック」は、その図録のタイトルでいいのかな。執筆者には、皆川明、志村ふくみ、といった名前が並ぶ。

ちなみにステーションギャラリーでは、ルート・ブリュックの前に、フィンランドの建築家アアルト展があるんだって。


| | コメント (0)

2019.01.05

三宅坂から上野へ

1月4日(金)

国立劇場で歌舞伎を見た後は、上野へ。「ルーベンス展」の前売券を持ってたのと(夜間開館の日に行きたかった)、都美術館の「日書展」が目的。劇場バスで有楽町に出て、上野まで。

まずは5時半までの日書展へ。
今日が初日だけど、先に見に行った人から社中の人たちの展示場所がメールで届いてたので、検索の手間が省けた。ありがたや。今回は仲間が割といい賞をもらったので、ふむふむと。でも、40分くらいしか時間がなくて、そう呑気には見ていられなかった。蛍の光が流れるんだもん!

同じ都美ではムンク展をやってるから、5時半でもチケット売り場にはかなりの列ができていた。それを横目にルーベンス展へ。

そこそこ混雑はしてたけど、大きい絵が多いし、ストレスなく見られた(これが重要なんだよー)。でも相変わらず、宗教画に関してはスミマセンというしかないのだ。
(反省して、というわけではなくて、たまたま申込み済みなのが、銀座教文館で行われる「キリスト教講義」の著者によるトーク。興味だけはある)
やっぱりベルギー行きたいなぁ。

その後、常設展も見た。西洋美術館や近代美術館の常設展はほんとに好き。今回も、入るといきなりロダンが5点、出迎えてくれた。ロダン美術館はよかったなー、とか(また行きたいくらい)。
トーハクもそうだけど、しれっと「わあっ」な作品が置いてあるよね。珍しいところでは橋本コレクションの指輪なども。

なかなかゆっくり見られないのが残念だけれど、また行かなくちゃ。

関係ないけど、1月5日の夕暮れ。↓

0618b181544e4255b28eaf6fc4713788

| | コメント (0)

2018.10.16

フェルメール展に行く

10月15日(月) 於・上野の森美術館

574c54c1f554488cb5bda32ed4a902e1

↑右の小冊子と音声ガイドがもれなく付いてくる

フェルメール展(東京)は10月5日に開幕。来年2月3日までやってるから、そうあせらなくていいかな、とも思ったけど、いや、早いうちの方がよいのでは、と出かけてきた。
日時指定の入場券は、いつ、何時のを買うのがいいのか、ちょっと頭を悩ませた。で、美術館休館日が多い月曜の、夕方を選んだというわけ。作戦成功! 拍子抜けするくらいサクサク見られました。

入館すると小冊子を渡されて、音声ガイド貸出コーナーに進むけど、不要な人はそこに寄らなくていいので、私はパス(もちろん絵に詳しいからじゃなくて、目と耳の両方いっぺんに働かせられないから)。
まず2階に上がって、オランダの肖像画、神話画・宗教画、風景画、静物画、風俗画の順に見て、1階に降りると、どどーんとフェルメールの部屋。
現在は8点。「赤い帽子の娘」(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)が12月20日まで。入れ替わりのように、「取り持ち女」(ドレスデン国立古典絵画館)が来年1月9日から。9点来日はするけれども、全部を同時には見られない、というわけね。

ヨーロッパ(イギリス、アイルランドを除く)のはわりと現地で見たけど、アメリカにたくさんあるのよね。それら、たぶん今後もきっと行かないだろうな、という場所の画が見られるのはやはり幸せ。
今回の展覧会アイコンというかキャラになってるのは、「牛乳を注ぐ女」(アムステルダム国立美術館)で、これは私が現地に行った時はちょうど貸出中だったもの。以前、日本にも来てるのにその時は行ってないから、お初にお目にかかりましたです。

でもまあ、2500円というのは、いい値段ですわ。こちらも「イベント感覚」で出かけてるから、見終わった後のビールとセットだよん。

そうそう、グッズ売り場も一通り眺めたけど、絵葉書やクリアファイルもまあいいかと買わず。ミッフィーとのコラボのぬいぐるみ、実物は案外可愛くなかったな。
植原一子「フェルメール」も、どーんと並んでた


| | コメント (0)

2018.09.29

夜間開館めあてで上野へ

9月28日(金)

えー、宮島狂言は諦めることにいたしました 主催するSAPでは、29日は決行、30日は中止という判断(28日20時決定)。でも雨には違いないだろうし、30日に新幹線が止まるのもいやだし……というわけで。
正直いうと、29日も荒天中止になればチケット代が戻ってくる、という一縷の望みが……。

さて。今日は会期もほんと終盤になってしまった藤田嗣治展@東京都美術館へ。

B8ad7010276642da8cfdb6e3f9b614ce


前売券を買ってあったのよねー。なんとか行くことができてホッ。とにかく夜間開館の時に行くのだ!と思ってた。18時25分頃に着いたら、チケット売り場にはかなり行列が。流石に混んでるわね。まあ展示室はそれなりの混み状態というくらいだったけど。

日曜美術館で彼の人生をおさらいしてたし、府中市美術館でコンパクトに年代順を見ていたし、ということもあって、わりとさくさく見たかな。大原美術館蔵の大きな絵(舞踏会の前)にも、ここで再会。
絵だけではなくて、フランス永住時代に作った「装飾木箱」やお皿の類、夫人がその最期まで持っていたという「十字架」などにも、心惹かれた。

都美術館は20時までだけど、トーハクは21時までなので、そちらにも足を伸ばした。なんたって「メンバーズ プレミアムパス」を持ってるんですもの。少しは使わないとね。
平常展をのんびり見て回った。やはり刀剣のコーナーには他の部屋より人が多い感じ。

19世紀初めの「日光道中分間延絵図」(重要文化財)がケースにずいっと展示されてて、その最初の部分、千住宿には、おお私の今の本籍地はこの辺ね、とか思いながら見てた。
普通に(?)並んでるかのような書画や工芸品だけど、そのあちこちに「秋」が感じられるのも楽しい。

本館を出て、ふっと右を見たら、表慶館が綺麗でした。


7f26e81ac6bb4609aae2e1818895d9ff

門の近くでは金木犀が香ってたし、小さな秋を満喫した気分。


| | コメント (0)

より以前の記事一覧