講談、浪曲

2020.02.02

浪曲と落語

1月31日(金) 「玉川奈々福  喬太郎アニさんをうならせたい・5」19:00〜   於・紀尾井小ホール

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奈々福・噂話屋婆のはなし、喬太郎・稲葉さんの大冒険ーー仲入りーー奈々福・慶安太平記  善達三島宿(曲師・豊子)*共通テーマは「善」

このシリーズは全7回の予定らしい。で、喬太郎さんが「うなった」点数を貯めていくんだけど、4回までで「4.5うな」だって。

奈々福さんの一席目は、新作。いつも、新作と古典(共通テーマのもの)が一つずつなんだよね。江戸時代の町のいろんな噂話などをひたすら書き綴った「藤岡屋日記」から。これはすごく大部なものだけれど、一部が刊本で読めるらしい。で、「これ作ってると、赤穂義士伝になっちゃう」とのことで。喬太郎さんに敬意を表して(笑)、吉良と浅野内匠頭がアヤシイ関係説もあったりして(←カマ手本忠臣蔵by喬太郎)。

喬太郎さんの「稲葉さんの大冒険」は、タイトルだけは知ってたけど、初めて聞いた。三遊亭円丈作。判で押したような生活のサラリーマン稲葉さんが、帰宅の駅で配ってたキャバクラのティッシュをもらっちゃったことから、それを捨てるために四苦八苦。余計なお世話おじさんも登場して、大爆笑。よくこんな噺つくれるよね。最後、高座から降りてそでに引っ込む時(途中で緞帳が下がって見えなくなるまで)、稲葉さんが松の木を背負ってるポーズで歩いていく、という大サービス。

いつもながら、奈々福さんの力強く気持ちいい声に惚れ惚れ。そして一席目が終わってから、落語のために高座を作り変える間、奈々福&三味線の豊子師匠のお喋りがまた楽しい。心が洗われますわ。

本日の「うなポイント」は「1うな」。さて、次はどうなりますか。9月の予定とのこと。また行かなくちゃ。

今回は、市楽くんの会などでご一緒した方々と4人で見に行った。会場で、古くからの落語友に会ったり、同行者の同僚(編集者)に会ったり、妙に知人率が高かったなー。

 

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2018.12.14

仕事帰りに紀尾井ホール

12月12日(木) 「玉川奈々福 喬太郎アニさんをうならせたい 4」19:00〜 於・紀尾井ホール 小ホール

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玉川奈々福/曲師・沢村豊子、柳家喬太郎

3月の第3回に引き続き、また見に来たよ! 木曜日で、会場が紀尾井ホールというのは、私には一番都合がいい。
客席は、ご常連のお仲間さん、という感じの人が多い。今日も、奈々福さんへの掛け声や、いいところでの拍手など、決まってる‼︎でした。

まず最初に奈々福さんがステージに登場して、挨拶というかおしゃべり。そして喬太郎さんを招じいれて、前回の話なそも。

最初は、奈々福さんの新作で、喬太郎さんをうならせたい一席。「ハンバーグができるまで」をうまく織り込んで、タワーマンションの中の下町風景とでもいうような。

緞帳が下りて(スムーズに下りなかったけどね)、浪曲のテーブルから高座に作り変える間、奈々福さんと沢村豊子さんがしばしお喋り。豊子師匠が天然というかなんというか、素敵なキャラクター。いいなー。あこがれるなー、と思っちゃった。ホワホワ喋ってるふうなんだけど、(ご自分の)芸への厳しさもうかがえるのよね。80歳くらいらしいけど若々しい。

今日の落語と浪曲、共通のお題は「金」。マクラたっぷりの喬太郎さんの「擬宝珠」は、少し前にテレビ「日本の話芸」を録画して、再見したばかりだった。こちらは金物の「金」

休憩後の奈々福さん「陸奥間違い」は、お金の話。全く初めて聞いた(前回の「仙台の鬼夫婦」もだけどね)。これにも伊達の松平が出てくるんだ。「松□陸奥守(□は闕字)」の所へ借金を申し込む手紙を持たされた家来が、間違って松平陸奥守のところへ行っちゃって、あれよあれよと話が大きくなって4代将軍まで登場。いい人ばかりでハッピーエンド。楽しかった。

毎回、最後に喬太郎さんから奈々福さんに「うなポイント」が与えられるんだけど、今回は1・5ポイントで、トータル4・5うなポイント。7うなポイントたまったら、喬太郎さんが、うなる……らしい。ほんとかなぁ。

*12月14日には、スマホに録音していた国本武春「弾き語り ザ・忠臣蔵」(浪曲十八番より)を聞いた。


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2018.03.17

浪曲と落語を楽しむ

3月15日(木) 「玉川奈々福 喬太郎アニさんをうならせたい」 19:00〜 於・紀尾井小ホール

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今回が3回目らしい、喬太郎アニさんをうならせたいシリーズ。私は初めて参戦。これ、会場が紀尾井ホールだったからこそ、見に行けた。木曜日は仕事の都合上、行けるのは四ツ谷、半蔵門あたり限定なんだもの。で、とても楽しくて大満足! 正直言って、このお二人も出演された2月10日の「左祭」よりよかったなー。(あちらは左甚五郎しばりだったからね)

紀尾井小ホールはものすごく久しぶり。チケット(イープラスのスマチケ=スマホ入場)を取る時、何も考えてなかったけど、5列のセンターブロックで、ここは前の列と段差がついてるから、チビッコの私でも見やすかった。

お二人の挨拶(まず奈々福さん登場、そのあと喬太郎さんを招じ入れる)のあと、うならせたい奈々福さんの新作は、なんと「熱海殺人事件」。始まってすぐの、木村伝兵衛にムムム、ややや
私は90年代からの熱海〜しか見てないけど、それでも、懐かしい、という気持ちも。

小ホールの程よい広さで、奈々福さんの声がとても爽快に響く。すごいなー。途中、七五調のラップが入ったりして(ここ、可愛らしい感じも)、面白い。
そうそう、曲師は沢村美舟さん。いつもの沢村豊子さんは明治座、五木ひろし公演にご出演中とのこと(たしか当初予定からの変更で美舟さんになったような)。

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2018.02.23

今年は渋谷で「落言」

2月18日(日) 「お米とお豆腐」14:00〜 於・セルリアンタワー能楽堂

プレトーク:全員
落語「茶屋迎い」桂文之助、狂言「昆布売」七五三(昆布売)、あきら(大名)ーー休憩ーー
新作落言「おねがい」作/小佐田定雄 出演/文之助(落語)、七五三(稲荷)、あきら(天神)

年1回の「お米とお豆腐」、今年はなんとセルリアンタワー能楽堂で。じゃあ、お値段アップなの?と思ったけど、そんなことはありませんでした 雰囲気もいいし、次からもここだといいな。
ちなみに私はここ初めてではなくて、席についたら「ここで(若くして亡くなった)万之丞さんを見たぞ、しかも狂言の舞台じゃなくて」と思い出した。怪談だよね、とか、いろいろ追想モードに入ったりした。邪念よ、去れ。

まずはプレトーク、なんだけど、あきらさんだけが妙に派手な浴衣姿。??と思ったら、装束の着付けを見せてくださるとのことで、昆布売の大名の姿に。なかなか見られないから、貴重でした。嬉しいサプライズ。

落語「茶屋迎い」は、初めて聞いた。「木乃伊とり」に似てるけど、最後におとっつぁん出動! そのおかげで、ちょっと色っぽいといいますか……。文之助贔屓の大阪のSさんのことも思い浮かべつつ、心地よい落語の世界を味わった。

「昆布売」は万作家では何回も見てると思うけど、茂山さんチのは初めて。なんか同じ曲とは思えない、というのが第一印象。さすが上方、といいますか、掛け合いが柔らかくて漫才っぽい。万作家では、飄々とした雰囲気なら万之介さん!だったけど、亡くなられてずいぶん経つ。……というのも、見ながら思ったこと。

落言「おねがい」は、ヘンテコな作り物はなかったけど、二人の神様がお似合い。落語の部分の印象が薄いかも。まぁ、「地の文」的なところだからね。

こういう面白い公演を、東京でも聞けるというのは、ほんとに嬉しい。今後とも長く続けていただきたい。

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2005.06.03

どかーん武春、どまんなか

6月3日(金) 「どかーん武春劇場」 19:00~ 於・パルコ劇場

(本ブログのマイナーチェンジ実行がアダとなり、各種不具合発生中。マシンが古いのはわかってるけど)

第1部・浪曲「英国密航」
第2部・ブルーグラス・バンド「ラスト・フロンティア」の演奏

幕が上がると、トルコブルーの地の布(キッチュな富士山と雲が描かれている)が掛かった演台が。私の席は、中央通路より後ろではあるが、ちょうど左右真ん中のようで、ほんとマイク位置の正面だった。この劇場は、前の人の頭なども気にならないから、とても見やすい。国本さんは、いつものように「待ってました」「タップリ」などの掛け声指導もしながら、それこそタップリの「英国密航」を。よく考えたら、最初に見たのが鼎談「MANSAI 解体新書」で、次が吉祥寺でのライブだから、きちんと浪曲を聴くのは初めてなのだった(4年前くらいにJAL名人会で玉川福太郎師を聴いたことはあるものの)。

浪曲とは「うなる」もの、くらいしか思ってなかったのだが、一人何役かの台詞もあり、落語、講談、浪曲・・・それぞれの話芸(でいいのかな)の、面白さと豊かさを思う。国本サンの大らかなエンターテイナーぶりを満喫。

そして15分の休憩を挟んで、紋付き袴から一転、スーツにネクタイ姿に三味線を持って登場(本人曰く「余興好きのサラリーマンじゃありません」)。彼のアメリカ留学時代の成果、ブルーグラスバンドの演奏である。他のメンバーは、
・マンドリン ・ギター ・バンジョー ・コントラバス
で、楽器が大きくなるに従って、体格も良くなるという感じ。私は見ながら、バンジョー氏にトルシエ・バンジョー、コントラバス氏に、(元阪神の)バース・ベースと名付けてしまったのだった。マンドリン、ギター(MCも)のお二人が歌も担当しているのだが、声の質も似ているのか、とても耳に心地よく広がりを感じさせるものだった。ここに三味線が入っても何の違和感もない。少し繊細さには欠けるけれど、逆に力強さともなっていたようだ。曲はブルーグラスの名曲から、国本氏のつくったもの(横丁、忍者などがタイトルに入る)、そして、お馴染みの「アジアの祈り」や「ええじゃないか」まで。客席と一体となった楽しいステージだった。

私は一時期、(アジアの)民族音楽に入れ込んでいたこともあるのだが、それぞれの地域に根ざした音楽の楽しさ、そして広がり繋がっていく豊かさなど、改めて実感したのだった。最近はご無沙汰している檜原村の野外音楽堂あたりで、このブルーグラスを聴くのもいいんじゃないかと、ふっと思ったことだった。

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2004.10.25

「国本武春ソロライブ」

10月24日(日) 17:00~ 於・スタジオアムリタ(吉祥寺)

前に予定として書いた通り、千駄ヶ谷で狂言を見た後は中央線で移動して吉祥寺へ。受付で落語仲間のPさんと出会って、お互いにビックリ。開演を待つ間、少しお喋りができてよかった。彼女は「横浜にぎわい座」や「木馬亭」にも行っているとのことで、さ~すが。

「待ってましたっ」の国本さん登場・・・休憩なしでほぼ2時間、達者な喋りや三味線も存分に披露されてあっという間に過ぎたのだった。
まずは、「解体新書」(世田谷パブリックシアター)でも経験済みの、「待ってました」「たっぷり」「日本一」の掛け声の練習から・・・。そして

♪落語を題材にした「松山鏡」
♪ふしぎなお経?「アジアの祈り」。これは客席の私たちも一緒に練習。“あんがらずうだら”あ、もう忘れちゃった。

津軽、琉球、中国、スペイン(フラメンコ)のメロディを三味線で。その後、アメリカ留学の話も交えて、
♪「しけこみブルース」と「敬老ロックンロール」

「忠臣蔵」はさわりだけだったが、松の廊下の部分の手つきを皆で練習。忘年会にいいんだとか!?
ラスト♪「巌流島」で、アンコール「ええじゃないか」。

それこそ地下の秘密倶楽部のような会場で、笑って歌って(!)あ~面白かった。やっぱりクセになりそうな国本ワールドなんである。

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2004.10.08

吉祥寺で国本武春(予定)

(カテゴリの選択で悩んでしまった。ま、音楽には違いないよね)

来る10月24日、吉祥寺のアムリタ食堂で開かれる国本武春ソロライブの整理券が届いた。ちょうど夕方、いっしょに行く予定のBさんに会ったときに、そのチラシ(ハガキ大)を貰ったところだった。彼女は吉祥寺在住だから、どこぞで見つけたそうな。

8月23日に世田谷パブリックシアター「MANSAI 解体新書」で、初めて国本さんの芸の一端に触れ、すっごく興味をもったところだったので、この吉祥寺ライブは嬉しい。折しも、朝日新聞の夕刊に連載(週1回)は始まるし、「東京かわら版」10月号では巻頭インタビューだし、急激に国本さんの嵐!!
しかも24日って、まず国立能楽堂で、「万作を観る会」。そこから吉祥寺へ、ということで「解体新書」第2ラウンドのような気がしている。

*当初のカテゴリ「音楽」から「講談、浪曲」に変更

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